『恋愛感情のまるでない幼馴染漫画』1-2巻感想:恋愛感情(哲学)

渡井亘, 恋愛感情のまるでない幼馴染漫画 1, 2018

あるでしょ(確信)

……というのは野暮なんだろうなー、とは思う。これが恋愛感情じゃないなら恋愛感情とは何か、という距離感。スキンシップはだいぶ多め。でもラブコメにおける幼馴染の距離感ってこんな感じだよね、という皮肉っぽい見方もできるし、誰がどう見ても恋人レベルなのに恋人ではないことになっているという距離感がいいよねという、幼馴染ファンタジーをひたすら楽しみたいんだ、という見方もできる。まぁでも後者のほうが楽しい読み方だと思う。

むしろこの手の漫画として気になるのは、従姉妹や同級生など別属性のヒロインが複数登場し、ハーレム系の様相を呈していることかもしれない。特に従姉妹と幼馴染は属性的にかなり近いしどうなんだ。

以下1-2巻感想。

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幼馴染は永遠に

タイトルと表紙でふむふむと思って読んでみたのだけれど、恋愛感情とは(哲学)みたいな気分になれた。それくらいパーソナルスペースが完全に恋人のそれ。っていうかむしろ恋人よりも近い。

スキンシップすごいよ。ベッタベタだよ。パンツくらいなら平然と見せるけど、不意に見られるのは恥ずかしいよ。年頃の男女だから性的な感情だってもちろんあるよ。見抜きOKだよ。まぁまぁエロいこともするよ。ただし幼馴染以外の異性に触られるのは許さないし、他の異性やグラビアで性的興奮を覚えるのもNGだよ。

……という感じなので、これで恋愛感情がないなら恋愛感情とはなんぞや、という(ちなみに後述するのだが上の関係は表紙2人に限らないという)。

いやまぁ、実際ラブコメにおける幼馴染なんてのは、お前らが彼氏彼女じゃなかったら恋人ってなに?みたいなのが多いし、ラブコメのそういうセオリーを揶揄している、という風にも捉えることができるかもしれない。あるいは、幼馴染的な恋人未満実質以上的な関係が好き過ぎるので、永遠にそういう感じで続けてほしい、というのを体現した漫画、とも捉えられるかもしれない。

まぁどっちかっていうと後者の成分が大きいのかなぁと思う……というか、そうでないと楽しくないしね。実際この漫画読んでいる人の99%はラブコメの幼馴染ものが好きな人だと思うし。

ハーレムチック

なのでまぁ、これはこれでありなのかなぁ、とも思うのだけれど、幼馴染以外のヒロインが複数登場する、ハーレムチックなところがちょっと気になる。幼馴染だけでなく、従姉妹や同級生ともいい感じで、このへんの関係はどう捉えたらいいんだろうか。

特に従姉妹よ。従姉妹と幼馴染は属性が近いからなぁ。特に従姉妹キャラは幼馴染の属性も兼ねていることも多いし。というかこの作品の従姉妹がそんな感じする。っていうか従姉妹のエル先生のほうが好きで困る。まー実際、エルについては幼馴染キャラの範疇としても描かれているのだとは思う(よく馴染む幼女というのではなく)。

幼馴染ものはカップル系でこその幼馴染ものじゃなかろうかと思うので、複数ヒロインといい感じなのは個人的にはちょっともにょるんだが……。

同級生の子ともいい感じなのは本当にどう考えたらよいのやら。いっそこの同級生と付き合って、にも関わらず幼馴染とのスキンシップのほうがよほど多い……みたいな展開になったら、だいぶぶっ飛んだ漫画になるよなぁと思うが、しかしラブコメとして純粋に楽しめなくなりそうだ。

とまぁ、なんだか妙に考え込んでしまう漫画だった。

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