もうすぐ9周年を迎え、かれこれ600作品くらい取り上げている当サイトですが、初のてんとう虫コミックスかと思います。当サイトはラブコメ漫画を主題にしているので、それは致し方ないところです。
しかしコロコロにもラブコメはちゃんとあるんだよとオススメされまして、いやーコロコロの漫画読んだのはヘタすると沢田ユキオのスーパーマリオくん以来だ、さて最近のコロコロはどんなかななんぞこの闇のコロコロコミック。ヒロインスライム娘とか成人でもまぁまぁ上級者向けなんだわこんなんもうてんとう蟲コミックスだろ。これは若き日本男児に致命的な性癖を植え付け、日本の少子化にトドメを刺す悪魔の書。
以下あまりにも早すぎる闇の性癖指南書1巻分感想。読者層が気になる。
オススメ文
例によって「管理人にオススメする」からです。
コロコロコミック連載でありながらその癖の強さから話題にもなった意欲作。
FAIさん
子供向けテイストではありながらラブコメとしての質が高い良い作品です。
コロコロコミックというところにだいぶ衝撃を受けました。これは完全に不健全研究部の活動。
コロコロどころか、スライム娘がヒロインのラブコメなんて一般誌でやっていいのかレベルだと思いましたが、よくよく考えて見るとむしろコロコロだからこそ許されるのかもしれません。スライムは確かに子供のホビーの一つだし、自分の作ったホビーが命を持つという浪漫も普遍的な物語だから、その観点でスライムのヒロイン化は決して不自然ではないわけないだろいい加減にしろ。日本はもう終わりだよ。
ちなみに当サイトで取り上げた初のコロコロ作品になりましたが(多分そのはず)、コロコロ系でオススメされた作品としては以前に「キミの目を見て話せない」もされていたりします。そちらは健全研究部の作品。しかし、本作は1巻が期間限定無料のため優先されたのです。私は期間限定無料の奴隷……。
まぁ元からランダムに近い感じですけどねオススメ消化。。。すみません。。
光と闇のラブコメ
とまぁかなりアレな語りで入りましたが、内容はオススメされたとおり質の高いラブコメでもある。それはそれでどうなんだという感じはあるが。作風自体はいかにもコロコロなんだけれど、一方でラブコメとしても丁寧に描かれていると思った。ヒロインは愛らしく、また主人公との関係性もほどよく読ませる。主人公・ヒロイン以外のキャラクターも嫌味がなく皆魅力的(闇はやや感じる)。
ただ確かに作風自体はコロコロらしく底抜けに明るいんだが、それでなお、いやむしろ光が強い分より深く闇を感じるのは多分気のせいでもないだろう。明るい作風の中で、粘着、丸呑みなど、スライム系では是非やっておきたい異常性癖をきっちり抑えているんだよなぁ。
ギャグ調だけど、完全に日本男児の性癖だいぶ深刻な方向に歪めているだろ。
あとぷにるが必ずしも雌と言い切れない感じだったのも、個人的には闇を感じた。まぁスライムだから雄も雌もないだろってのはそりゃそうなんだけどさ。ぷにるはただコタローの好きな存在になりたいだけで、コタローが可愛いもの好きだから、「可愛い」を目指しているだけっぽいんよな。こういうところはコロコロだなぁとも思う。ただ二人の関係を難しくする要素でもあるように思われた。あまり深く突っ込むと誰も幸せにならなさそうな気もするので、さらっとそのうち雌化するのかもしれない。あるいはまだぼやけている、ぷにる誕生秘話が詳らかになるにつれてフォローされるんだろうか。
まぁ、作品的なヒロインがぷにるなのは確定にしても、恋愛的にどうなるのかは現時点ではわかりかねた。主人公・コタローが思春期的な感性でぷにるを明確に意識していることは明らかではあるけれど。コロコロでそこまで深淵に向かうんだろうか。
まぁいずれにせよ6巻分出ているわけだから、また少しずつ読んでいこう。ってか単行本買うかも。俺はもう終わりだよ。
コメント
コメント一覧 (4件)
自己認識が非生物であり、コタローにはあくまでスライムとして愛して(遊んで)欲しいぷにる。
ぷにるを命ある特別な存在として見ているからこそ、ぷにるからのアプローチや付き合い方に悩むコタロー。
確かに最終的に関係にどんな決着を付けるのか気になります。コロコロ連載だから明るく全員幸せエンド、とも限らないのが今の漫画レベルの進化を見ている気がします。
コロコロのレベルの高さに驚きです。
第一話の「友達じゃなくなるまで」というのがなんとも想像させますねぇ……。
コタローと一緒に見た目は変化したぷにるも、その性根自体は、どこまでいってもコタローと一緒に遊びたい、なんでしょうしねぇ。
一生遊べる関係を築いてほしいなーと、はっぴぃえんど教徒としては思います。
ぷにるは大人のホビー(意味深)になるのだ……
いや~これはキッズの性癖が歪まないか心配!(笑)。
それにしても本作や「キミの目を見て話せない」の様な漫画が、コロコロで連載されるとは。
「ペンギンの問題」「でんぢゃらすじーさん」を読んでゲラゲラ笑ってた私の子供時代よりも、今のコロコロ読者はよっぽど成熟しているのでしょうね。
コロコロの読者層って今と昔でどうなってるんでしょうねぇ。
本作を読んだ後に出てきた「消しカスくん」なる漫画を見て、落差にのけぞりになりました。
消しカスくんと一緒には読まれていないと思うんだよなぁ笑