『パラレルパラダイス』1-4巻感想:俺に触ると発情するぜ、こじらせるだけこじらせた童貞ビッグバン

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作・岡本倫。2017年1巻より2018年4巻。4巻表紙の子が一番好み。

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岡本倫が異世界転生ものを描いている。。。しかも男だけ絶滅した世界。しかも女は若い女だけ。かつ女は男に触れられただけで発情する。登場する女は漏れなく全員アヘ顔晒す。もちろんこの表紙の子も。。。

すごい。世界の童貞限定で集めた元気でビッグバンを起こすと、こんな世界が生まれるのだろうか。

なによりすごいのは、この躊躇わない設定の実質エロ漫画で、純粋にストーリー自体も気になってしまうところだ。さすが岡本倫なのか。以下1-4巻感想。

目次

躊躇わない設定

最初に読み始めたとき「異世界に転生しちゃったよおい」と鼻白んだが、まぁでも岡本倫だし、この急速に手垢に塗れたネタは確信犯的に取り入れているのだろう、と読み進めていたら異世界の女と出会って5秒でセックス始めておいおいおい

実際は挿入まではだいぶ時間がかかるのだが、この手のものは結局寸止めであることが多いし、挿入までいくだけでも大したもの…ってかそれどころではない。ゴムなし中出し上等、出てくるヒロインどいつもこいつも白目を剥いてアヘ顔晒して卑語連発。股からはとめどなくラブジュース噴出。しかもその愛液は個性が反映されて柑橘系だったりビーフっぽかったり…なんという。なんという。

異世界でモテモテ、は平成の闇が生んだ極悪テンプレートだが、この設定は一つ極致じゃなかろうか。なにしろ世界に男はオレ一人…というだけでも相当躊躇わない設定なのに、女は全員男に触れるだけで発情するのでやりたい放題という。しかも処女のまま成人すると死ぬ→全員若い女という…なんという。なんという。

それにもかかわらず一応羞恥心なるものは残っているようだ。そこはまぁ、男がいないことで女同士でもそういう仲になることや、また、レイプ要員のカルの存在があるためかもしれない。しれないがどうでもいいかもしれない。

まぁどうでもいい。だいたい出てくる女が全員美少女っていうのが一番のご都合主義といえばそうだし、その点は他の漫画も大して変わらんといえばそれもそうだ。しかしそうはいっても、ものには限度があるだろう?というのもやはりあって、通常ここまで突き抜けた設定だと、ほとんどエロがメインになり、「もういいからお前らセックスだけしてろよ」という気分になるものだ。

エロいはエロいが先も気になる

だが、この漫画はここまで豪快にエロを打ち込んで起きながら、なおストーリーを読ませる。これは、エロ要素がストーリーの根幹に食い込んでいるからだろう。エロ展開自体が、物語の深掘りになっている。男に触れると発情する、処女のまま成人すると死ぬ、男がいないのにどこからか生まれてくる女、この童貞の妄想を具現化する何かが、この世界の根幹にはあるようで、そこに「嫉妬」というキーワードが絡められると、なにか生々しさを感じる。

ということで、お話として十分楽しいので、やっぱりまぁそこはさすが岡本倫だなぁということなのだろう。この手の行き過ぎた性表現が中心の漫画は、少々辛めの感想をすることが多いのだけれど、この漫画については「続き求む」。

とはいえエロ要素もそれだけで十分エロ漫画としてやれそうな出来。特装版はエロシーンだけフルカラーになってお値段は倍 笑。まぁエロは楽しみだよね。新キャラが出るたびに「次はコイツがアヘ顔晒すのか…」という探究心が沸いて、それがページをめくる原動力になっていたことは否めない。ってかほぼそれやわ 笑。

ってなわけで続き求む。お気に入りは4巻表紙の子・ティア。非処女になってどんな反応示すようになるのか気になる。非処女といえば、処女大好きユニコーンと対をなす、非処女大好きバイコーンはこの漫画で始めて知った。処女に唾を吐きかけるバイコーンに笑いを禁じ得ない。 ストーリーとは直接関係のないちょっとした1コマにいちいちセンスを感じる。 この世界で主人公・ヨータをもっとも心待ちにしていたのはコイツラではなかろうか。ヨータこそバイコーンの救世主。

ところで最初の主人公が気になる幼馴染はなんだったのかという感じだが、まぁ多分なんらかの形で再登場するのであろう。なんだかんだ幼馴染スキーな作者さんだと思うし。普通の女の反応も見たいものだなぁ、と思ったがよくよく考えてみるとこの作者さんの描く世界に普通の女なぞいた試しがなかった。常に異世界岡本倫ワールド。

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