1巻を3回の記事にわけてしまった。結局俺はこういうのが好きなんだなって。
少しずつ登場人物が増えているが、今回は妹。妹っていうか、お兄ちゃん大好き過ぎるキモウト。時流を反映してかややメスガキみがあるが、身体は塁と遺伝子が共通とは思えないないすぼでーのメス。まぁラブコメにはよくあること。そしてラブコメにおいてキモウトvs幼馴染みは不倶戴天の仲であり、本作においてもご多分に漏れない。
以下7-8話っていうか1巻感想。友達ダムをぶっ壊す!!
前回記事

コンプレックスなシスター
妹・柚希ちゃんは兄はずっと妹と一緒に暮らせばいいと思っているコンプレックス系シスターでした。しかも中3でエグい身体している。

えっぐい。身体もエグいが格好もエグい。このエグい身体で、おっぱい大好きの兄ピのために脱いで待ってるやべーヤツ。言動と八重歯こそメスガキっぽいが身も心も完全にメス。
ホラー回で塁と美明がいい感じになった時に壁ドンしてたから、可能性としてあるなとは思ってはいた。あと兄の呼び方が兄ピだったのもアレゲだったし。まぁでも、ここまでわかりやすくキモウト路線でくるとは。少し前ならば妹を見たら12人いると思えという謎の妹ブームがあった気もするが少し前というかだいぶ前という気もするが気のせいで、最近は妹ヒロインはあくまで身内としてのアシストに徹することが多かったので、油断してたよ。まさか2024年にキモウトvs幼馴染みヒロインという古より続く不倶戴天の戦いを再び見ようとはね……。
あまりメジャーではないが、幼馴染みvs妹の仁義なき戦いといえばこんなのがあった。

それにしても、塁と本当に血が繋がっているのかという、ないすぼでーさん。まさか義妹か、義妹なのか。少し前ならば妹の半分は義妹とされていたことがあったような気がしなくもないが、まぁラブコメの姉妹は主人公がどんなに冴えない設定でもなぜか美少女なのがセオリーなので、別に変な意味は無く純粋にラブコメ浪漫であろう。
さてこの勝ち誇っている妹ちゃんは、成長期で180のタッパがある美明はお胸もたいへんなことになっているため撃沈。でもトップアンダーだったら妹ちゃん全然対抗できるような気はした。しかもまだ中3で伸びしろあるし。
まぁでも多分美明は昔から妹のことは軽くあしらっていたのだろうと思われる。この美明と妹ちゃんの感じはけっこう好き。兄が幼馴染みだということは、妹もまた幼馴染みなんだよなと思わせる。また、なんだかんだで美明に甘えているようなところも微笑ましい。
まぁ実際やってること美明のアシスト以外なにものでもないんですけどね。

妹にナイスアシストにより身も心もメスになる幼馴染み。王子様はメス……。
なお、「お姉ちゃんいなくなったらすぐこれじゃん!」という柚希の言葉から、塁の姉もまた重度のブラコンである可能性があるというか高確率でそうっぽい。塁軽くながしてたけど、連絡の頻度尋常じゃなさそう。クソザコっぽい妹に対し、姉はけっこう強キャラだったりするんだろうか。それとも姉もまたポンコツなのか……。
友達ダムの壊し方
本作はそこそこお色気要素があったが、妹ちゃんが出たことで一つ山を越えた感じがある。この手の漫画はサービスシーンはやや控えめになる印象があったのだけれど、本作はけっこうガンガンやっていく感じなんだろうか。特に単行本おまけではセクシーなことになっている美明と柚が見られる。ってか柚ちゃん本当に中3……?エロって強烈だから、バランスは難しそうだけど。とはいえ、真面目な話この手の会話劇主体はラブコメの中でもややニッチなので、お色気で続くならやってほしいところではある。
ってことで1巻終わり。3記事に分割したのはさすがにやり過ぎた感あるけれど、書こうと思えば1話ずつ書けるくらいではあった。最初の数ページで「あっ」ってなる感覚は久しぶりだったなぁ。面白さにも色々あるけれど、この感覚は初期のかぐや様以来だったかも。あれもそうだったんだけれど、男女がライン上でせめぎ合っている劇が好きなんだろうなと。
それぞれ共通の想いをもちながら、互いの表と裏を少しずつ見せ合って、ゼロ距離の距離を測り、時に毒を巻き、でもそんな必死さをおくびにも出さない恋愛劇場。一歩踏み出せばいいのにと思うかもしれないが、多分それができないのは、その一歩の踏み出し方で関係が変わりかねないと思っているからだろうし、それは本当にそうかもしれない。二人にはまだ多分、手順といくつかの偶然が必然的に必要なんだろうなと思う。
そういう作品が好きなんだなぁ。まぁでも、さすがに2巻は1記事でいきます。
コメント
コメント一覧 (2件)
更新お疲れ様です。
妹ちゃんのブラコン属性もそうですが、この作者さんは王道を料理するの上手いなあと思いました。むっつりスケベの委員長もお約束ですね。
個人的には「メスになってる!メスになってる!」が語録として使いやすそうで好きです。ラブコメ読む時にいくらでも使えそう。
王道とテンプレは紙一重ですが、本作はテンプレと感じさせない良作ですね(個人的には傑作ですがこれはさすがに個人的好みによると思います)。
本作は皮を剥いでいくと純粋にラブコメの王道たる幼馴染みものですけれど、
そこへお馴染みだったり珍しかったり時流だったりする属性を、キャラクター同士の関係の中で調和させていてよいです。
あくまでベースは幼馴染みでありながら、様々な味わいが楽しめます。