大神さんの謎に迫るようであまり迫っていない3巻感想。どちらかと言うと田力と因幡の間が近づいているような気がする。田力がそうだからか、20前とは思えないウブい恋模様してやがる。
以下感想。
因幡さん可愛い
大神さんにフラれた田力だったが、なんとかまた会話できるようにはなり、多少のぎこちなさを残しながらも、また壁越しの会話をするようになる。そしてその様子を、喜んでいいのか悲しんでいいのかわからない感じで眺めているのが因幡さん。
本巻では田力と大神さんの間が多少ギクシャクしたせいか(それはある意味進展の証なのだが)、どちらかと言うと因幡さん可愛い!巻であった。中学生日記みたいな恋模様を繰り広げなさる。田力は実際初恋の中学生レベルの恋愛経験なわけだから、それも当然か。そんな田力の初々しさに、因幡も引き込まれている。
そして、ちょっと好きかもくらいだったのが、友人に押され、また田力のことを改めて意識するうちに、本当に好きになっていく感じ、初々しくてええですな。前巻までは当て馬感があったけれど、この巻でだいぶ「因幡さんでもいいんじゃないだろうか」という感じに。田力は色っぽい話に縁がなさすぎて、因幡の気持ちに気づけ無いだけで、そこを自覚すれば違うんじゃないだろうかとも。
大神さんはちゃんと可愛い女の子っぽい
とはいえこの漫画の肝は、やはり何と言っても姿の見えない大神さんの正体である。どうやら20歳の女性であることは間違いないらしい。また、今回登場した、大神さんの過去を知る人物、俳優の恵が親しげに話す様子を見るに、容姿も良いのではないだろうか。因幡と田力に対する応対の違いを見るに、それなりに女好きそんな輩であるし。
しかし、そうであるとすると、いったいなぜ部屋から出てこないのか?そして頑なに田力に姿を見せないのか?正直、大神さんの正体がまったく見当がつかない。これで普通のちょっときれいめなヒキコモリだったらなんでやねん!ってなるぞ。
ハードルが上がるだけ上がっている。次巻、いいオチが見られるんだろうか。
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