↑これ見て引いた人はおよびじゃないよ!純愛と書いてストーキングと読め。
基本情報
株式会社KADOKAWAオフィシャルサイト|デイト・ア・オリガミ
ライトノベルのデート・ア・ライブを原作としたコミカライズ。原作者は橘公司、キャラクター原案(挿絵)つなこで、本作は珠月まやによる公式コミカライズである。原作のストーリーに準拠しつつもギャグでまとめていて、原作を知らなくても問題ない。その証拠に俺が初めて触れたデート・ア・ライブはこの漫画である。というかこの漫画を読んで面白かったから原作も読んだ。多分特殊だとは思う。元々ラノベあまり読まないので、話題作についてはコミカライズだけ読むということがけっこうある。
この本も別に期待して読んだわけではないんだけど、読んだらヒロインの変態ぶりにぶっ飛んだ。久しぶりのヒットだった。いやホームランだった。いやファウルだわ。二巻ほんとに出してほしい。
だいたいこんな感じ
デート・ア・ライブのヒロインの一人、五河士道を恋人と思い込み(告白を受けているので強ち間違いではないが)ストーキングする変態少女、鳶一折紙の奇行をフィーチャーしたコミカライズ。といっても原作のストーリーに準拠しており、ヒロインもみんな出てくる。ただし、見た目と性格をギャグ用にデフォルメしている…が、鳶一折紙についてはデフォルメされているのは見た目だけであり、性格は原作ママであることを、後に原作を読んで知った。むしろ見た目だけでもデフォルメされてる分原作よりマイルドといえる。
ストーキングを繰り返す、士道の服の臭いを嗅いで発情、士道が部屋に来るのでエッチな気分になるお香を買う、あらゆる勢力剤を煮詰めてオリジナルの超強烈な精力剤を作る、おんぶしてもらったらうなじをペロペロ舐める、などなど原作ママ。そしてついにはロボに…(これはコミカライズオリジナル)。だいたいよくある「○○のどこが好き?」に対する「全部好き」という回答、普通ならばはいはいという感じだが折紙さんの場合はこう。
しょうもないこと聞いてすんませんしたって感じ。原作でも士道の私物をこっそり持ち帰っている描写がある。匂いフェチっぽい。
こんな折紙さんだが、昔どこぞであった原作のヒロイン人気投票では実質最下位だったらしい。役どころ的にヒロインみんな敵に回している上(おとなしそうな見た目とは裏腹に、非常に攻撃的で他ヒロインを物理的に排斥することも辞さない)、美少女でもちょっと許されないレベルの変態ストーカーとあっては、仕方ないね。俺は一番好きだけどね。むしろ折紙さん目的で原作読み続けてるくらいだからね。
原作でもこの子のターンになると筆がノッてるのがわかるし原作者の趣味全開なんだと思われる。っつかどんなシリアスシーンでも、折紙さん目線のシーンだと士道のことを地の文で恋人って書いててお腹痛い。原作者もさぞ楽しんで書いていることだろう。そんな折紙さんも原作10-11巻でついに満を持してメイン話に。いやーよかった。普通ならメインヒロインになれない人気とポジションだけれど、この作品はハーレム推しかつそれを貫きそうな感じ。
原作抜きでも変態好きにはたまらない漫画。ただこの変態ぶりにハマる人は原作も気になってしまうだろう。何しろ本当にまんま(むしろもっとひどいくらい)だからなぁ。
総評
変態好き集まれー