作・大原ロロン。2017年4巻。女子反応多めなカップル量産漫画。
さすがに今回新カプはなかったので、次回の表紙はまたサラ・タカオミだろうか。しかしこの二人は既にどっちが告るか状態で、ラブコメ的には一番楽しい時である一方、マンネリ感もある。
一方今回一番動いたのはヒロフミとリノ組。この二人は、普段は食えない性格のヒロフミが、リノの天然に振り回される様がよい。
アキラの源氏物語は連載中は動けないね仕方ないね。まぁすべてと闘う覚悟の上だしね。業が深い。以下4巻感想。
全体的にハッピー
今回もニヤニヤ必至のハッピーなラブコメやった。電車ん中で読んだらあかんね。周囲の人たちにも応援されている(ロリータ除く)感じがまたいい。
どのエピソードが良いというよりは、全体的に良いという感じ。ってか終始ニヤニヤしっぱなしやしな。配分的には、滝蔵・小春が3、ヒロフミ・リノが4、タカオミ・サラが2、アキラ・お嬢が1くらいの割合か。滝蔵・小春の♂→♀でアタック続けるタイプは個人的にはとても好きなのだけれど、どうにも二人の間にある壁にリアリティを感じられないせいか微妙な感ある。リアルである必要はないのだけれど、小春が滝蔵を拒否しなくてはいけない切実感はほしい。
まぁでも、ヒロフミとリノも最初は微妙な感じしていたし、まずは様子見。ヒロフミとリノはいい感じやなー。今回一番動いた二人でもある。というか先がちょっと気になる感じの引き(ヒロフミの正体バレ)で終わってたしな。ただ、リノはヒロフミの言葉どおり気を失ってしまったようなので(どんだけショックよ)、夢でしたオチにして有耶無耶にして、もうちょい引っ張るかもしれないけれど……いずれにしても、別に大した問題にはならないのだろうなという安心感がある。
この安心感の元にぬるいラブコメを延々と楽しめるのはハッピーなラブコメ。なんというか、ありがとう。カップル系の漫画はただイチャイチャさせれば良いというものでもないしね。ただただ甘いだけの作品は退屈だから、それなりに刺激も必要で。れがタカオミとサラのすれ違いであったり、ヒロフミとリノの顔隠しであったり、アキラとお嬢の年の差であったり、滝蔵と小春の身分違いだったりするのだけれど、それらがきつくなり過ぎない程度に、適度にまぶされているから、クリーミーだけれどしつこくなくて飽きが来ないスープのようなラブコメだ。何を言っているんだ俺は。
5巻も楽しみにしてます。
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