死にたい。
いや死なないけどさ。まーね、お幸せにとしか、言いようがないよね。
本巻で最終巻。話数的にもけっこうキリがよかったんじゃないでしょうか。ラブコメ的には初々しい時が一番輝くカップルなのはそうだろうし。個人的にはそのさきを続けてくれてもよかったけれど。初々しい二人が妙なところでアクセル踏むのよくない?Kindle Unlimitedには同人っぽいのが置いてあるから、そういう意味では続くのかな。
まぁなんだな、求めているものはここにあるよみたいな、そういう漫画だったな。以下最終巻こと7巻感想。
死にたい
死にたい。
デートって楽しいなぁ。
死にたい。
なにが死にたいって、この二人なんもしてないんだよ。一緒におでかけして飯食っただけなんだよ。毎日一緒にいるくせになんだこいつら。ってかもうメイド要素ない😂
ただのウブなカポーでした。まる。
この二人がどうなったか?大丈夫、安心安全、期待通りのものがそこにある。それ以上何を言えって言うんだ?
ただただ頷くばかりなのだ
ああ、しかし、不思議だ……。何が不思議かというと、何も感想が出てこないんだ。いやまぁ、俺は無駄に記事だけは書き続けてきたから、本気でやろうと思えば、それらしいことは書けなくもないんだが、そんな無理矢理ひねり出した感想書いてどうすんの、っていう。かといってこれ、客観的にレビューすんのはそれこそ野暮ってもんだと思う。
ここに描かれているのはいちゃラブ系のラブコメラヴァーズの夢だ。まぁ基本犯罪者フェイスの不審者となってこの世に存在するかもしれない尊き浪漫に想いを馳せるわけだ。
したがって、ただただ言葉もなく「いい……」とうっとり眺めているだけで十分なのかもしれないし、そういうものなのかもしれない。
実際、俺は本作を読んでいっときの幸福感を得られたように思えたし、読んでいる時の顔などはとても他人様にお見せできるものではなかったろう。
実を言えば、なんとなく不満足なところも感じてはいる。しかしそれは恐らく本作の完全無欠さが故と思われ、恐らくその不満足を埋めようとした時、本作の美しい世界観は修復できないヒビが入るのだろうし、しかもその挙げ句出来上がるものが果たして良いものとは限らない。
だから本作はこれで良いのだろうし、ニヤニヤできればそれでいいんだと思う反面、いちゃラブ系としての純度があまりにも高いために、どうやら俺はラブコメにそれ以上を求め始めているらしいことになんとなく気づいてしまって、いよいよ俺の闇は深くなってきているのだろうか、なんてことを考えた三十五の夜。あ、まだだけど。でも三十五になってもラブコメ読んでる絶対。俺はもうダメだ。
コメント