なぜ俺は原作読んでいないのに本編のifコミカライズをポチったのか。読んでいない俺でも読んだことある気がするくらいには、この作品は長きに渡ってオタクたちの間で話題になり続けていた。
終わった時はだいぶ荒れていたので知っていたが、各ヒロインのファン向けに救済ルートが用意されているとは知らなんだ。本作はそのあやせルート、コミカライズと思われる。
あやせといえばヤンデレ化した二次創作をよく見かけていたので、なんとなく興味があった。実際Google検索で名前を調べると「可愛い」より先に「怖い」がきて笑う。
というわけで、なんとなく読んでしまった。以下1巻感想。
原作も知らずに
昔は原作を知らずしてコミカライズ読むなかれだった俺も、今はすっかり軟弱になってしまい、聞いたこともない作品でも平気でポチるし、今回はついに原作未読作品のifルートを読み始める始末。
……と思ったが、考えてみると、シュタインズゲートはゲームより先に漫画、しかもマイナーなルートのコミカライズに手を出し、しかもそれがけっこうよかったのだった(『シュタインズ・ゲート 亡環のリベリオン』シュタゲのコミカライズで一番好き)。ちなみにシュタゲの本編コミカライズはお世辞にも良い出来とは言えないものだった……。
しかし本作のコミカライズはAmazonのレビューをちょっと眺めたら中々評判がよさそうだし、期待がもてる。
それに超有名作品のヒロインなだけあって、俺も何度かこの子の二次創作を見かけており、気になる存在ではあったのだ。なにしろ描かれ方が、なんというかまぁ、ヤンデレ的というか変態的というか……。
実際、検索してみたらこんな感じだった。

ニコニコが出てくるあたり時代を感じさせるが、それより「怖い」が「可愛い」より先にくるって大したもんだよね。
そんな彼女の本妻ルート、ちょっと読んでみたい、と思って、本編ルートも知らずにポチったのだった。
普通にラブコメっている
何も知らずに読んではいるが、さすがにまったく知らないということもない。というかよくよく考えてみたら俺妹の原作大昔ちょっと読んだことがあるようなないような。本棚みたら普通にラノベあった。ということは読んでいる可能性が……あれ?
まぁいいや。とにかく、人間関係の基本の基本くらいは一応わかるつもりなので、まぁスルスルと読めた。多分、コミカライズとしてはだいぶ丁寧なんじゃないだろうか。
ただ内容としては、冒頭で夢の世界のヤンデレムーブがあっただけで(もしかして原作本編ルートはあんな感じなの?)、割と普通にラブコメしているのはちょっと物足りなさがある。この子、覚醒型ヤンデレで、スイッチ入らない限りはちょっと面倒だけど可愛い女の子なんだね。
1巻最後に至っては普通に告白を受け入れているように見える……が、この頃のラノベ主人公は「恋愛的に好きなので結婚を前提に恋人になってください」まで耳元で一言一句確認して言質を取らないと、どうちゃぶ台返しされるかわからんのだよなぁ。
このままいくと、普通に2巻でスッキリ終わりそうに見えるけど、どうかな。そうすると、俺にはだいぶ物足りなさが残るが、ファン的にはそれでも十分なんかもしれんね。
コメント