『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(漫画)』1-2巻感想:ヒッキーの死んだ目をたくさん見られるよ

原作 渡航, 漫画 ぽんかん8, やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 1, 2013

人気ラノベ俺ガイルのコミカライズ。ウィンクした雪ノ下雪乃がこちらを見ているのになんとなく違和感を感じる。比企谷八幡はまぁこんな感じだろう。

原作どこまで読んだかな……難儀な主人公と難儀なヒロインの難儀な青春ラブコメで好きだった。まぁラノベにありがちなハーレム構成で、どのヒロインにもそれぞれファンがついているし、どうなるかわからんけどね……。八幡がカッコいいから余計にね。俺は雪ノ下雪乃派だけど。なんだかんだでこの二人が一番ニヤニヤする。

原作を読んだのはだいぶ前なので、記憶は曖昧だが、だいぶ原作をトレースしているように思える。以下1-2巻感想。

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丁寧なコミカライズ

ラノベ原作のコミカライズ。コミカライズとしてはだいぶ丁寧と思われ、特に原作未読でも違和感なく入り込めると思う。といっても、原作読んだのはだいぶ前なので、記憶は曖昧なのだが……たしかこんな感じだった。

まぁとはいえ、それ故に2巻くらいまでだと話があまり進まない。文字主体のライトノベルを丁寧にやれば、そりゃー漫画のテンポは遅くなる。

そんなわけで、2巻くらいまでだとテニスして社会科見学の班を決めておしまい。サービスもない……こともないか、テニスの後にお着替え中のゆきのんとガハマさんが見られます。あと川崎のパンツ。まぁでもここらへんか。ラノベの挿絵程度のサービスシーン。

まぁ、この作品にサービスシーン求めている人もあまりいないだろうけれど。話がちゃんと面白いし。

学生時代の嫌なヌメリを生々しく思い出す

原作は今どき……ではもはやないか、まぁ構成自体はヒロインいっぱいのありがちなライトノベルでしょうって言われたらまぁそうなんだが、実際読んでみると中々に考えさせる作品だと思う。特に、学生時代に鬱屈としたものを抱えていた人はそうだろう。何しろ描写されるクラス内人間関係が生々しく、あーそういえば目に見えない上下関係あったなーと、今となっては懐かしく思い出す。最近はスクールカーストというぴったりな名前がつけられている。

スクールカースト下位はもちろん日々生きづらいのだが、上位だからといって安穏とできるわけではなく、要は人間関係という楔に誰も彼もが縛られているわけで、ガハマさんなどは縛られた人間の象徴みたいなもんだ。

八幡カッコいいよね

一方で、主人公・比企谷八幡は明らかに学校生活から浮いてしまったはみ出しもので、斜に構えた捻くれた者、友達もほとんどおらず、日々を漫然と過ごす腐った目の陰キャ。もちろんスクールカースト最底辺で、まぁやはりやりづらい学校生活を送ってはいるものの、決して不幸ではない。

これは学園モノの主人公としてはだいぶ尖った設定に思える。だいたいこの手の作品は、可愛いヒロインを描くのに一生懸命で、主人公はそんな可愛いヒロインの受け皿でしかないことが多く、そのためなのかどうか、個性が殺されていたり、無難なスペックであったりすることがままある中で、マイナス方向に突っ切った主人公も珍しい。

しかし、この作品が凡百の消費されるだけのラノベ系ラブコメと違うのは、この比企谷八幡のキャラクター故だろうと思う。なにしろコイツ、カッコいいんだわ。ヘタレでチキンの癖に。

それというのも、自分の芯になるものを持っていて、かつそれを大事にしているからだろうな。それを守るために、他者の目からはどんなに不格好に見えても、やり遂げようとする。また、自分と同じように陰ながら奮闘している人間に対しても、それがうまくいくように心から尽くす。その様がヤケにカッコいい。女王に一喝されてすごすごと退散するヘタレだけど、それだって本当に必要だと思ったら、無様に泣き叫んででもなんでもして、最終的には目的を果たすだろう。それはやはり強さといって良いものだろう。彼は捻くれ者のヒーローなのだ。

雪ノ下雪乃いいよね

で、そんな八幡と根底で同じメンタリティを持っているのが、孤高の女王雪ノ下雪乃であり、本作のメインヒロイン……でいいよね。さすがにこれを違うという人はいないよね。

まぁなんだかんだいってラノベなので、ヒロインはいっぱいいるんだよなぁ。漫画の2巻くらいまでだと、ガハマさんくらいだけど……戸塚彩加もヒロイン枠なんだろうなぁ。

いやーでも、俺としては断然雪ノ下雪乃なんだよなぁ。ただこの二人は多分外から力がかからないとちゃんとくっついてくれない。そう、ガハマさんはそのためにいるのだ……とか言ったら怒られるかしら。

実際、比企谷八幡と雪ノ下雪乃のカップリングが一番互いを引き立て合うと思うんだよなぁ。ガハマさんいい子だけど、いい子過ぎて八幡もいい子になりそう……っていいことだねそれ。いやでも八幡はやっぱり鬱屈として捻くれていてこそ八幡なわけで、同じく鬱屈としたものを抱えた割れ鍋にぴったりとハマる軌跡の綴じ蓋って感じがする。

丁寧だとは思うけど

とはいえ、この2巻までだと一番かわいく思えるのはガハマさん……ではなく戸塚彩加かな……。

コミカライズとしては丁寧だとは思うけれど、特に再構築しているわけでもないので、どうしたって原作を薄めたような感じは否めない。続き読むかというと、うーん……それだったら原作読み直すかなぁという気がする。

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