『お従兄さんの引っ越しの片づけが進まない』3巻感想:高帆の変態成長日記に高まる期待

吉辺あくろ, お従兄さんの引っ越しの片づけが進まない 3, 2019

表紙は姉弟。成叶可愛い。今回も最初から最後まで、徹頭徹尾変態でした。さすがです。

高帆がその才能を目覚めさせていく。藤嗣が来るまでは割と普通だったようなので、まぁ想い人である藤嗣の影響ということなのだろうが、恐らくそれよりも大きいのは才能。元からあった素質。最終的に作中で一番の変態に育つと思われ、本巻ではその片鱗が垣間見える

変態の血筋であることは疑いようがないのだが、成叶は……?と思ったものの、頼まれて女装する時点でまぁ多分ベクトルが違うもののこの子もアレなんだろうなぁと思う。

今回も愉快な変態一家。面白かったです。以下3巻感想。

目次

高帆の変態的成長

洗濯して干されていた藤嗣のトランクスに発情する高帆というクオリティ高い話からスタートする本巻は、最後もパンツで締める。藤嗣の。藤嗣のパンツ被害にあい過ぎ問題である。今回、成叶はコスプレ被害にもあっていないので、実際のところ高帆による藤嗣の被害がもっとも大きいのではなかろうか(高帆自身の被害はほとんど自爆だし)。

高帆の変態度がかなり上がっており、藤嗣の持ち物と聞いて真っ先に「パンツ……?」と思い浮かべてしまうあたりもうだいぶ末期。衣類に異常な執着を見せるのは変態の共通項やね。ここらへんは既に藤嗣クラスになっていると思う。

そしてシチュエーションの想像力は既に藤嗣越えしていると思われる。いや、想像だけならまだしも、妄想を行動に移してしまうのがひどい。ボンデージ衣装を身につければ役に入り込んで「靴を舐めなさい!」と叫んでしまうし、風呂に入るとなれば勝手に「一緒に…お風呂!?」と勝手に一緒に入るんだと思い込むし、テンション上がると何もかも"プレイ"に結びつけてしまい成叶にも諦められる始末。藤嗣でもここまでではないし、どう考えても既に作中随一の変態。高帆が今後どこまで変態になっていくのか楽しみである。

ところで成叶は…

ところで、サービスシーンの多い本作だがなにげにパンチラはない(高帆のブラジャー姿はあったけれど)。まぁ昨今の漫画は、お風呂はあっても何故かパンチラがないので、ひょっとして最近は裸よりもパンチラのほうがエロいという共通認識ができてしまっているのだろうか。

というわけなのかどうなのかは知らないが、本巻では藤嗣のパンツばかりやたら出てきていて、藤嗣はボクサーパンツではなくトランクスだったわけだけれど(正直藤嗣はブリーフもありうると思っていたが)、それなら成叶は……?と気になってしまったのは俺だけじゃないだろう。今どきとはいえ小学生男児、やはりブリーフなのだろうか。それとももうトランクスに移行しているのか。あるいはボクサーパンツなのか。 おまけの挿絵で成叶がトランクスを見ながら「大人の階段」と言っている以上、成叶はブリーフ説が有力か

……女用の下着……はまぁなかろうけどさ。自ら女装するタイプではないようだし。しかし、藤嗣はそこまで求める求道者だと思うが、成叶は応えているのか?藤嗣は本当に人が嫌がることはやらないだろうが、成叶自身、あまりこだわりがないタイプにも思える(っていうかあったら女装なんてしないだろう)。なんか前にブルマっぽいのはいてなかったっけ。あれ下着はみ出るんじゃね?

……とかなんとか考えてしまう程度には、今回も成叶可愛かった。っていうかよく出来た弟だよねこの子。そして好きな女子いるっぽいのに、家の中とはいえよく藤嗣の要求に応えるなぁこの子。いい子だ。女子と一緒にいるところを身内に見られて嫌そうな顔するあたりは男の子。

次巻はまたちょっとくらいコスプレしてほしい。

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