作・安西理晃。2012年1巻、2016年6巻。
相変わらず姉弟関係のない藤咲が一等可愛い。藤咲の友達も割といいキャラしてる。やっぱり姉弟関係ないけど。早坂とようやくちょっと進展した?
設定はものすごくラブコメっぽいけれど、ラブコメとしてのうまみはない。では家族ものとしていいのかというとそれも微妙。8巻まできていまさらだけどさ。買うのは今回が最後かも。以下8巻感想。
一応ラブコメに入ると思うんだけど
多分ラブコメだと思うんだけどなぁ。この設定でラブコメじゃないってなんだよって思うし。少なくとも家族物というにはラブ前面に出過ぎだしなぁ。でもラブコメとしてこんなにおいしくない姉弟・兄妹ものって初めて読むなぁ。前巻の感想読んだらやっぱ似たようなこと書いてるな俺(『お姉ちゃんが来た』7巻感想:やっぱり姉弟関係ない藤咲が一番いいキャラしてる気がする)。
藤咲はいいキャラしてるよな。今回しれっと絡んできた藤咲の友達もいいキャラだと思う。といって、ここで藤咲話されると、いよいよもってこのタイトルはいったいなんやねんとなる。が、友人は藤咲→早坂のラインでくっつけようとするキャラで、早坂は姉弟ラブに絡む人なので、一応タイトルに関係はないでもない感じ。一応。
ここにきてようやく進展するのはちょっと感慨深いが、藤咲早坂でカプ萌えするかと言われると、しない。といって、藤咲を一番よく知っている男子は美鶴だと思うが、美鶴ならいいのかというとそれも微妙。朋也は相変わらず藤咲に夢を抱いているだけなので無理っぽい。
朋也は姉の一香ということなのか。いつのまにやら、一香に対してネガティブな感情を発露するようになったが、それだけ素直になれているということだろうし、関係性が深まっている。また、朋也の好きなアニメキャラ真似してブラコンが(一時的に)治った一香の話は印象深かった。でも普段の設定がギャグなだけに、突然シリアスな演出されると、ちょっと笑っちゃうんだけどね…。
んー、でもこの二人は恋愛的な関係にはならなそうだけどな。これ系は家族愛と異性愛の境界線における鬩ぎ合いが楽しいのだけれど、これはかなり家族愛寄りだよなぁ。でもそれだったらもう少し朋也と藤咲のラインでなんかあってほしい気もする……いやしかし正直この二人って微妙……。
うーん、8巻まで読んでおいてなんだけど、次巻からはもう買わないかなぁ。誰と誰がくっつくのかの結末だけ気になるから、完結した後に誰かのレビューで結果を知ろうかなというくらい。うーん。
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