『お嬢様の僕』5巻感想:ヒロイン増殖中

田口ホシノ, お嬢様の僕 5, 2019

お嬢様、幼馴染、先輩メイド、従姉妹に加えて、今度は同級生の委員長が参戦。1巻1人の割合で増えていくヒロイン。マジか。大丈夫ですか。さすにが増やしすぎじゃないですか。この漫画はまがつきみたいに人外ものでもないのに。

って書くと、なんか例によってアレなハーレムものに思えるかもしれないのだが、この漫画面白いんだよね……楽しんで読めちゃう。なんでだろう。この手の漫画って目が滑るのが多いのに、全部ちゃんと読んじゃう。不思議。それでいてさらっと読めるし。

また長く続くのだろうか。続いてもいいな。以下5巻感想。

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コテコテなのに読んじゃう

この漫画、というか作者さんはすごいと思っていて、何かというと、もうベッタベタのコテコテのハーレム系ラブコメ漫画という手垢にまみれたジャンルにも関わらず、読んでいて楽しいしきちんと読んじゃうこと。

いや、そりゃ俺がそういうの好きなんじゃないのって思われるかもしれないんだが、実は割とそうでもなくて、この手のサービスシーン満載の野郎の浪漫系ハーレム漫画は、「おー、エロスエロス」という感想以外何もなく、ものすごいスピードで読み飛ばしていたりすることが多いのさ実際。会話もななめ読みのことしばしば。

でもこの漫画はちゃんと読んでる。読んじゃう。なんだろう。別に目新しい話をしているわけでも、変わったことをやっているのでもないのに。むしろベタベタなのに。不思議。なんでかな。

養太郎が皆の気持ちに気づいて、向き合おうとしている、のは一つ大きなことの気がする。ヒロインの扱いも平等だし(ハーレムものの体裁で、明らかに一人のヒロインに作者の贔屓が入っている作品はね……まぁよくある話だけどね。ハーレム系は平等に扱わないいけないから、実は描くの難しいんだと思う)。みんなそれなりに必死だし。人間模様が一面的ではないし。恋敵としての敵愾心もあれば、同じく恋する者としての共感もある。

うん。なんていうか、丁寧だよな。ご都合主義でいかにも野郎向けなのは確かなんだけれど、主人公含め、それぞれの人間関係が丁寧に描かれているな、と思う。それはまがつきの時にも思ったこと。だから面白く読めるんじゃなかろうか。

5人目のヒロイン

さすがにヒロイン多すぎるような気もする。なにしろ今回はついに同級生の委員長までヒロインレースに参戦。とはいえお嬢様側はさすがにもういっぱいいっぱいということで、メイド陣営で参戦する。

価値観が養太郎に近い価値観の持ち主で、まぁ好きになった理由も非常に納得にいくものであったし、可愛いしで、いうことないのだが、しかしこれで5人目である。

ここまで多いと一人あたりの出番が少なくなってしまうんだよなぁ。翼もみのりも少なくなったし。まーでもまがつきもこれくらいの人数だったっけそういえば。でもあっちは日本の法律が及ばない神様がほとんどだったけれど、今度はバリバリ戸籍をもった日本人の女子5名。しかもお嬢様。さすがにハーレム貫くってわけにもいかんだろうし、どうするのかな。

突き抜けたキャラがいないだけに、結果もよーわからん。翼様じゃなきゃいけないことはない気がする。じゃあみのり?っていうと微妙で。とはいえ他ヒロインはさすがに……となると、やっぱりまたハーレムエンドだったりするんだろうか。わからん。とりあえずこのノリであと10巻くらい続いてほしい。

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