『お嬢様の僕』8巻感想:嫌味なく広がるハーレムの輪

田口ホシノ, お嬢様の僕 8, 2021

ということで久しぶりに記事書くよ。

まぁ振り切ってるよね相変わらず。これだけハーレム道を歩まれるといっそ清々しい。ハーレムでヒロインいっぱいなんだけれど、それぞれでちゃんと関係性を構築しているが故に、キャラが死んでないのがいいよね。

あとちょっと思ったんだけど、男の子の描き方がうまくなっている気がするというか……なんだろ、一番印象に残ったの、養太郎なんだよな。おまけ漫画もほぼほぼ養太郎だったし、意識していたりするのかな。

以下8巻感想。乳首は風景。

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安心して楽しんでね

まぁこの漫画は安心のハーレム漫画なのだけれど、それにしてもハーレム道を突き抜けすぎていて読んでいて小っ恥ずかしくなってしまうこともしばしば。養太郎がモテにモテまくる様はページをめくる(電子だけど)のもどこか気恥ずかしい思いをさせられるが、これこそ安心のハーレムというやつである。これを描くとなれば作者さんの精神力はガリガリ削られているに違いなく、その姿はもはや自己犠牲の境地ではなかろうか。

ということで、遠慮なく乳首を見せつつ、今回はクラスメートの大瀬さんが告白して正式にハーレムに加わるわけなのだが、まがつきと違って最終的に一人を選ばせられると思われるこの世界観だと、約束された敗北系サブヒロインという感じはしなくもない。

作者さんにはなんとかこの制約の中でも、真のハーレム道を見出してほしいものだ。なんならメイドとしてそばにいるという選択も……いやそれはないか。そもそも養太郎がお世話されるよりしたい派だしな。だからこそ、同じお世話したい属性のヒロインをここにきてぶつけてきたのだろうが。

養太郎が目立つ

ヒロインが増えるばかりの本作であるが、本巻で一番印象的だったのは養太郎だったりする。途中離脱したにも関わらず。まぁ離脱したといっても、ヒロインズの会話の中心には常に養太郎の影があったので、姿を見せなくても存在感はずっとあったんだよな。このへん丁寧だよな。繰り返すけれど、ハーレムものは主人公が大事なのですよ。

作者さんは元より主人公の造形もうまい人だったが(というか、ハーレム漫画で一番出番が多いのは男主人公なので、男主人公の造形こそ一番大事なのだと俺は思う)、今回は特に印象深く、たとえば下のコマなんかちょっと今までにない感じの表情だなと思った。

田口ホシノ, お嬢様の僕 8, 2021

このコマは大瀬に「お嬢様のお世話はご自分でされたいということですね?」とある意味試すような質問をされた時の養太郎の反応なわけだが、なんだかショタっけを感じさせる。

この妙な愛らしさは、ともすると「ええかげんにせぇよ」と思われがちなハーレム系主人公としては必要なものかもしれない。「責任」という硬い言葉を口にして大義名分を打ち立てながら、その表情に渡したくない気持ちがほんのりと見え隠れするのは、少年少女の年頃だからこそ良いものだと思う。

ショタっけといえば、本巻では幼年期の養太郎がおまけ漫画で描かれていたが、これは純粋に養太郎の話であった。まぁ強いて言えば凛子やみのりとの幼少時代からの馴れ初めを描いたとも言えるんだが、いずれにせよこれまでの肌色多めのヒロインによるサービスショットとは一線を画しており、なんとなく新境地のようなものを感じさせる。

まぁ話自体はあいも変わらずではあるものの、なんとなく変わりゆく人間関係の中で、個人的には本作においてもハーレムを貫く道を探ってほしいなぁなんて思ったりする。翼様にしてもみのりちゃんにしてもフラれるところ見たくないやん。

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