『内藤死屍累々滅殺デスロード』1巻:現代的静かな絶望感を下地にけっこうしっかりモンスターパニック

宇津江広祐, 内藤死屍累々滅殺デスロード 1, 2019

なんかヤケクソみたいなタイトルだけれど存外しっかりストーリー漫画。パニックホラーと宣伝されているがどちらかというとモンスターパニックではなかろうか。

B級映画的な設定で、まぁ実際B級感は強いのだが、しかし登場人物の心理描写が現代的かつ生々しく、共感させる

なお表紙の可愛い子は1巻だと最初と最後しか出てこないのでよろしく。ボーイ・ミーツ・ガールだったらいいけどなぁ。

それにしてもなぜ"内藤"を選んだのだろう。内藤さんの風評被害 笑。以下1巻感想。

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内藤パニック

パニックホラーと宣伝されているけれど、正直どのへんがホラーなのかはよくわからない。多分、こういうジャンルはどちらかというとモンスターパニックと言われるんじゃなかろうか。まぁモンスターが元人間の内藤さんなので、ちょっと可哀想だけれど。内藤パニック 笑。

なんだかヤケクソ感のあるタイトルで、記念すべき第一話の扉が見開きいっぱいの裸の内藤さんだったので、なんかもうどこまで真面目なのかよくわからんのだが、存外しっかりとモンスターパニックである。どうしてもGANTZを思い出してしまうのはまぁ仕方ないだろう。

B級最高だし

ジャンル自体がB級的なので、全体的にB級感が漂っているのも仕方ない。B級で何が悪い。B級こそこの世の真理だ。言い過ぎました。すみません。

でも作中で描かれる現代的な静かな絶望感は、非常によく描かれていて、読んでいて胸がキュッとなった。店員に小銭を落とされて、小銭を拾うときに反射的に笑顔を作ってしまった自分に気づく様とか、店員の謝罪のテキトーさが気に入らないとか、なんでお前も拾わないんだみたいな感覚とか、まぁ生々しいよね。で、そんなことが気になってしまう俺はちっせぇなぁと、自己嫌悪。こういうのは皆ありますよ多分。

俺も30超えて、正直もはや何者かになりたいという欲求はあまりないのだけれど、それはこれまで、自分自身納得できる何かが少しでもあったからかなぁという気もしていて、もし自分の人生に納得できるものが何一つなければ、30超えてもそういう絶望感はあったのかもしれない。それとも、性根かな。求める人は、ずーっと求めてしまうものなのかもな。

疲れているな少年たちよ

で、主人公のタスクとクロは高校生で、超能力を身につけるのだけれど、この二人の持つのは絶望感というより倦怠感だろうか。十代にして疲れたオッサンみたいになっているが、まぁでも自分もこんな感じだったような気がする。

で、内藤相手にサイキックバトルになるのだが、心理描写と比較するとバトル描写はけっこう控えめ。そこはまぁそんなに期待するところでもないらしい。別に今更バトル漫画みたいとも思わないのでよいですが。

でもラブコメはみたいよ。表紙の女子はいつ出てくるのさ!第一話の予知夢的なところでちょろっと出ただけやん!と思っていたら1巻最後にようやく顔見せ。もー。できればボーイミーツガール的な展開を期待したいが、正直どうなるかわからんなぁ。

気が向いたら続きポチるかも。

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