『武蔵くんと村山さんは付き合ってみた。 』3巻感想:相変わらずダダ甘

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読んでる俺が言うのもなんだが、この漫画を読む人たちってどういう人たちなんだろう。ただひたすらウブなカップルをベタアマに描き続けるだけの漫画で、時折ニヤニヤしている自分に気づいて俺キモッってなりつつ読み進めるわけだが、やはり脳みそ溶けた人たちが、死にたくなりながら、やめたくてもやめられない依存症患者のごとく読み続けているのだろうか。ラブコメ依存症という不治の病。本巻もそのままベタアマで脳内に糖分撒き散らす。以下ネタバレ。

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三次BLダメ、ゼッタイ。

この漫画はタイトル通り武蔵くんと村山さんがイチャイチャするだけただそれだけそれがすべてAll you need is loveな作品なのだが、見せ方については色々工夫しようとしている模様。本巻で本格的に出てきた腐女子委員長本町さんは、主要人物にあまり絡むことなく、主に妄想するという形で物語に関わる

一つのパターンではあるかもしれん。関くんと横井さんでほぼ完結するとなりの関くんでは、二人の関係を妄想する後藤さんを登場させて視点を増やすことで世界観を広げていたが、それと同じような感じか。ただ関くんの後藤さんはラブコメ脳で脳みそ溶けていたが(超親近感)、本作の本町さんは脳が腐っているという違いががが。

武蔵くんと村山さんは実際に付き合っているので、この二人については妄想しようがないわな。それにこの腐女子はそれなりに良識はあるようで、二人の関係に築きいったんは絶望してダークサイドに堕ちかけながらも、教室内で味方のいない二人を応援しようと決める、いい人。いい人ではあるんだが、クラスメートを使って冗談でもなくガチでBL妄想ってどうよ。と思ったけど、本人たちのあずかり知らぬところでやってるだけだし、考えてみればクラスの子を一人妄想に使う思春期の男子みたいなもんか。若いっていいですね。

BLのすごいところは、一般向けでギャグ、あるいはネタとしても使えるところだなぁ。もし会長と村山さんや伊奈平さんで百合妄想する男キャラがいたとして、それを笑えるかって言われたら、恐らく普通には笑えん。それをギャグとして昇華しようと思ったら、描き方、またキャラ造形をよほど工夫する必要があるだろうなぁ…。そのへんは、チンチンは大丈夫だけど女性器は放送禁止用語になる理屈と一緒なんだろうねぇ。

相変わらずダダ甘

BLはいいとして、内容的には相変わらずダダ甘。ただ、人間が増えた分、直接的なイチャイチャは減ったかもしれない。男女で別々に行動するパターンがけっこう多い。ただ、その際にお互いがお互いを想っている姿をこれでもかってほど見せつけられるので、間接的ではあるが糖分はやはり過多。糖尿病ならぬ糖脳病にでもなりそう。死ぬ。ニヤニヤしてる俺キモい。

あと伊奈平さんの片思いっぷりもよく描かれる。こちらはどうなんだろう、神明くんがまったく恋愛事に興味なさそうなので、けっこう多難かもしれない。会長と副会長はほとんど進展せず。お前ら人のことばっかり構ってる場合か!制服デートできる期間は限られてるんだぞ!

村山さんは黒いほうが可愛い気がする

本巻では、成績向上のために武蔵くんと村山さんはいったん離れるのだが、武蔵くんとふれあいない期間が長引いた村山さんが一瞬だけ黒化する。なにそれ可愛い。彼に会えないと黒化するとか。ってかもう禁断症状みたいになってたけどダイジョブかおい

それで思ったけど、やっぱ村山さんは黒いほうが可愛い気がする。引きつった笑みで、不自然に口角上げてるのが可愛い。でも武蔵くんからの電話で一瞬で白化する。それはそれで可愛いんだけど、黒化も可愛いのでこれからもちょくちょく黒化させてもらえると俺が嬉しい。

表紙は男女ペアのがよくない?

ところで、表紙が会長じゃなくてまた村山さんなのは、出版社の意向とのことらしい。村山さん推しにしようという判断?でもそういうことなら、この手の彼氏彼女の関係をニヤニヤする漫画は、ヒロイン単体よりもカップルを表紙にしたほうが、色々映えると思うのだがどうだろうか。最近だと山本崇一朗のからかい上手の高木さんなんて思いっきりそんな表紙だし、カップルものはやっぱ男女で表紙にしてほしいなぁ。

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