『モンスター娘のいる日常』11巻感想:全体的にラブコメ的には微妙だけどセントレアは可愛いかった

作・オカヤド。前巻ではあまり出番のなかったメインヒロイン陣が、本巻では久々にお出まし。

表紙のとおり、ミーアとセントレアが特にフィーチャーされていた。

ヒロインはさらに増える……増えるのだが、この漫画は実はハーレム感薄いとも感じる。あるいは、薄くなった?各々のヒロインの可愛さそのものに焦点が置かれているからかな。セントレアが一番ラブコメしているかも。セントレア可愛かった。

あとちょこっとしか出ないけどやっぱりモノアイのマナコ可愛い。

以下11巻感想。

目次

ラブコメ感薄め

内容的にはいつもどおり。キャラ的には、ララがカラーでちょっと目立っていること、ミーアとセントレアの出番多め、あと新キャラのマタンゴちゃんとキラービー。キラービー娘は今までで一番モンスター色が強いかもしれない(アラクネやスライム娘よりも!)。

この漫画はたくさんのヒロインが出てきて、かつそのうちの多くが明確に主人公に好意を持ち、さらに結婚を仄めかすような設定がベースにあり、いかにもハーレム漫画っぽい。が、実はあまりハーレム感、というかラブコメ感がないなとも思う。あるいは、思うようになった。

多分、各々のモンスター娘がいかに可愛いか、ということを描くのに主眼を置かれているからだろう。ハッキリ言えばこの漫画は実は主人公がいなくてもどうにかなってしまう。主人公不在の話も多いし、完全に別のカップルの話もされたりしたしな。エロスの恩恵も、主人公のみならず全方向的だしね。

単純にモンスター娘の可愛さを堪能したいという分には良いと思うが、モンスター娘とラブコメしたい、という面からいくと、ちょいと微妙ではある。もちろん、一応ラブコメもしているんだが、あくまでモンスター娘の可愛さを描く手段の一つとしてある感じなので、ラブコメ描写は割とおざなりなんだな。

ただし、ケンタウロスのセントレアについては、その特性に「忠義」があるためか、例外的。主人公に忠誠を誓っているので、セントレアの魅力を描こうとすると、それは必然的に主人公との絡みを描くことになる。結果として、ヒロイン勢の中で頭一つ抜けてラブコメする結果に。今回一番かわいく見えたよ。

と言っても、少なくとも以前はみんなもっとラブに直結したネタが多かったと思うんだがなぁ。タイトルはモンスター娘のいる「日常」なので、必ずしもラブコメる必要はないのであるが。でもラブコメしたほうが、結果的にはヒロインも可愛く見えると思うし。セントレア可愛かったし。今回ちょこっとしか出なかったけど、前のデート中のマナコ可愛かったし。またもっと恋愛的なネタぶち込んでほしいな。人間とモンスターの禁断の愛を見たいもんだ。

ところで新キャラのマタンゴちゃん、語尾が某所の人たちにしか見えないンゴ……ものすごい勢いで草生やしてきそう。

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