『ミキの放課後』感想:こんもりしているショーツに興奮できるかどうか

タイトルと表紙だけ見てもよくわからないけれど、いわゆる男の娘もの。つまり表紙のこの子はついてます。本来は俺の趣味じゃないんだけど、ちょっと見識を広げようかと思って…。絵も綺麗で一巻読み切りっぽいし、初心者の俺にもとっつきやすそうかなぁと。

こんもりしているパンチラに興奮できるかどうか、それがすべてだ。以下感想。

パンチラがなんかこんもりしているんだよ

最初に言ったけどもうこれ。ほんとこれ。インパクト強すぎ。パンチラがあるのはいいんだけど、なんかこんもりもっこりしてんの。下着がまたしっかり女物っぽいんだわ。

男の娘もの初心者としては、男の娘の下着は男ものであるべきなのか、女ものであるべきなのか、男ものから女ものにステップアップ(?)する過程が大事なのか、よくわからないのだけれど、少なくともこの子は下半身の下着についてはクリアしているらしい。

なんかね、こう、勉強になりました。はい。

深入りしないで可愛い男の娘とイチャイチャ

話自体は、特にストーリーらしいストーリーはなくて、主人公のまっとうな男・伊月(でもしれっとこいつも女装はそこそこ似合う)が可愛い男の娘のミキくんとイチャイチャするだけ。男同士であることについての葛藤にはあまりページが割かれず、男であるが故のシチュエーション、それこそ先にあげたもっこりパンツや、男同士でランジェリーショップに行く気恥ずかしさ、男同士でキスしてドキドキする背徳感、女装趣味という秘密の共有といった、男の娘ものの美味しいところをつまみぐいできる感じ。

多分、男であるが故の悩みなどは、サブカップルの泉と長谷川のほうで多少描かれる。泉が男と気づかずに猛アタックを続ける長谷川と、最初は疎ましく思いつつも、その気持がまんざらでもなく、それだけに自身の性別を隠していることがうしろめたい泉という、なかなかヘビーな展開で、しかもこの二人の関係は最後まで深入りしなかった。

つまり、男の娘ものの重たいところは触れないわけじゃないけれど、そんなところはさらっと流して、男の娘の美味しいところをさくっといただいちゃいましょう、って感じやな。伊月はミキが男であることを受け入れているしね。

男の娘同士のキスってのはどうなんだ?

ところで途中何故かミキと泉のキスシーンがあるけれど、この男の娘同士のキスってのはこれ何、百合に入るのかBLに入るのか。どっちにも入らない気がするねぇ。じゃあなんなんだろうねぇ。ただ今回のケースについてだけ言えば、ちょっと別の軸だけれど、フリーセックス的なものを感じる。同性の気安さが影響したフリーセックス。そんな感じ。

うーん、このへんは俺にはまだちょっと難しいな。もうちょっと研鑽を積まねば(なんのだ)。

いや男の娘ってのは不思議な立ち位置だねぇ。男としての立ち位置と女としての立ち位置の両方があって、その場の状況によって立ち位置がコロコロと変わる。伊月が普通に泉と保健室で二人きりで話しているとき(だいたいミキのことでの相談だが)の泉は、どちらかというと男友達としての毛色が強いような気がするし。

いやー泉は色々抱えてそうだ。本作では、あまり深いこと考えずにミキくんKAWAIIでGOって感じだけれど、ヒロインとしては泉のが好きだな俺。長谷川も面白いし。でも、この二人のカップルの話につっこむと、ミキ・伊月組と違ってかなりヘビーなんだろうね。

男の娘初心者の俺にはちょうどよいくらいの漫画だった。んー、次はもうちょっとヘビーなのも読んでみるか…まだ俺には早いか…うーむ。。。

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