↑機械の女の子はお好き?
基本情報
全3巻。タイトル買いの一品。残念ながら打ち切りエンドっぽいが、プロットがしっかりあったからなのか、ちゃんと伏線は回収される。作者は渡会けいじという人で、俺はこの作品で初めて知ったけどこれもなんか濃いファンがいそうだなーと思った。
だいたいこんな感じ
主人公はB級スプラッタ、ホラー映画大好きな文化系大学生。この漫画自体も全体的にB級映画っぽい雰囲気がすごい。映画ネタも多いと思われるが、そんなに映画見ない俺は元ネタわかんないのが多い…好きな人は楽しめるだろう。
ストーリーをざっくり言うと、ロボットに支配されるディストピアの未来から女子二人とロボ子1名がやってきて、主人公の息子が救世主になる未来があるので、ロボットがお前を殺してかつ精子を狙っていてつまりお前ピンチだから守ってやるよ、このロボットは初期化して改造したから人間の味方だよ、という感じ。うーん素敵にB級感。
さて、女子二人のうち一人は胸が大きくて可愛らしいヒロインで、この子はこの子でいいんだけど、それより気になるのはロボットのスタ子。スタンドアローン型(ネットワーク型もあるのか?)ロボットだからスタ子。この子が可愛い。見た目はまるっきりツインテールロリだが、メカの触手を頭から出して飛んだりはねたり。人の心をよく理解していないが、映画好きの主人公の家でターミーネーター見たり、日常生活の所作から人間らしさ的なものを学んでいく。そして破壊した壁にお辞儀する子になるのだ↓。
可愛い。ところがところが、着実に人間らしい感じを身に着けて可愛さを増していくスタ子が、このまま恋するメカニカルになったら素敵だなと思いつつ、全3巻しかない。しかもスタ子以外のヒロインにスポットが当たる話も多く、スタ子の変化を描くにはとてもとても話数が足りない……。
というわけで、過度な期待は禁物なのである。悲しい。主人公の精子を狙う記事冒頭図のようなメカ女子もいっぱい出てくるので、そういう気がある人の需要はそれなりに満たしていると思いつつ、メカニカル恋してないやん…という気持ち否めず。もっと話が続いてたら恋したのかなぁ。
総評
正直タイトルに偽りありだと思うけど、スタ子が可愛いから妄想で補うことにしよう。