『まったく最近の探偵ときたら』2-5巻感想:ギャグ中心だけど案外ラブいが5巻はさすがにオッサン過ぎる

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五十嵐正邦, まったく最近の探偵ときたら 4, 2018

うーん面白い。ギャグ良しラブコメ良しで俺の心にピタリとハマる。っていうかこの作者さんギャグのセンスが衛藤ヒロユキ的で珍しい

まぁ基本的にはギャグなんだが、ちょいちょいとラブくて良い。真白の名雲に対する気持ちはだいぶ憧れ寄りだろうが、その気がないわけでもなさそうだし。

確定的にカップルなのはむしろアスナロとマキちゃんか。マキちゃんは30超えていると俺に良しだけれど、まぁでも二十代後半なのかな。アスナロと一回り差があってそのことにコンプレックス抱いていると俺が嬉しい。

ってか、ヒロインの役どころ完全にマキちゃんになっているよね。5巻の表紙とか名雲は残っているのに真白消えてマキちゃんになってるやん作者さんヒロイン間違えたとか思ってないよね……?

5巻は完全にマキちゃんがヒロインだったぞ。4巻までは真白もそこそこヒロインだったし6巻以降はまた真白も頼むよ。。。以下2-5巻感想。

目次

ラブコメ定期

基本的にギャグ漫画の構成だけれど、ラブコメ回も定期的に打ち込んでくるから油断ならない。真白が惚れ薬を飲む回とかだいぶわかりやすくあざといよね。名雲が飲んだら真白どうするんだろうね。まぁ普通に名雲を縛って放っておきそうな気もするが。

真白は平生は名雲を軽んじるような態度を取ることがあるが、それは名雲に対する信頼と甘えの裏返しみたいなものだ。どんなにしても名雲は拒絶しないだろうという安心感があるのだろう。真白の家族構成がどうにもよくわからない(授業参観で前の名字を気にしていたが…?)が、だいぶわけありなのは確かなようだし、真白にとって名雲は父親的な存在でもあるのだろうし……。

ギャグ色が強烈になりヒロイン交代の危機

とまぁ4巻くらいまではそれなりにラブコメ的だったのだが、最新刊の5巻は非常にギャグ色が強く、しかもヒロインの役どころを完全にマキちゃんに取られてしまっているという。真白がどんどん変顔を極めていく中で、マキちゃんのヒロイン度がストップ高。アスナロに休日に呼び出されてまんざらでもなく、しかもシャンプー変えたの当てられて嬉しくなってデートに誘うとか、もうこっちがメインでいいんじゃないかなレベル

5巻はアスナロも出番少なかったけどね。。。ってかアスナロいなかったら完全にマキちゃんが正ヒロイン化してたよねこれ。年齢的にも、真白よりマキちゃんのほうが近いので、名雲とだったら問題なくカップルいけるという(アラサーのピュアなラブコメはニッチだが需要の多いジャンルだと思う)。

いやアスナロの助手なんだから、アスナロあってのマキちゃんではあるんだけれどさ。たまにあるアスナロとマキちゃんのラブコメがフツーにニヤつけて困る。困らない。ぶっちゃけアスナロとマキちゃんの話増やしてほしいわ。アスナロのことマスター呼び可愛い。

五十嵐正邦, まったく最近の探偵ときたら

「まぁ呼びますけど」の破壊力よ。おまけの挿絵でこの可愛さ。これだけでラブコメ好きを相当呼び寄せられるぞ。

などということを5巻は感じてしまったわけだが、真白はほんとどうした。いやまぁ、正ヒロインの立ち位置が保証されているからこそ真白は大暴れできているのかもしれないのだが。4巻まではそこそこヒロインやっていたんだし、6巻以降はまた真白にもそこそこヒロインさせてやってください。。。

オッサンはスパイスであってメインではないのだ……

それにしても、この作者さんのギャグセンスって衛藤ヒロユキ的なところがあるなぁと思う。いや、オッサンが多いとか関係なく。むしろオッサンが出張る前から感じていて、5巻を読んで確信を深めた感じ。

なんかねー、どっかのコマで「あー、これは衛藤ヒロユキのセンスだ」ってすごい感じられて、それが嬉しかったのだけれど、どの巻だったか……すごくちょっとしたコマだった記憶があるんだが。見つからないなー……と思ってたらフォルダに保存してたわ。

五十嵐正邦, まったく最近の探偵ときたら

そうそうこれこれ。この流れを見た瞬間に魔法陣グルグルがフラッシュバックした。これすっごい衛藤ヒロユキだと思った。

衛藤ヒロユキの魔法陣グルグルはかつて一世を風靡したと言ってもいいくらい流行ったと思うんだが、フォロワー的な作品や世界観って結局なかったよなと思う。独特過ぎたのかもしれない。ベースがドラクエだったのも痛かったか。結局本人が魔法陣グルグル2で続けているというつらみ。衛藤ヒロユキを感じさせる作品は衛藤ヒロユキの作品にしかなかった。。。

それだけに、衛藤ヒロユキ的なものを感じられたのは驚きであり嬉しくもあるのだが、まぁでもそう感じたのは俺だけかもしれない。いいんだ俺がそう感じたから。

……衛藤ヒロユキといえばキタキタ親父が強烈だけれど、彼を主人公にしたスピンオフ、舞勇伝キタキタはあんまりだった。本作の5巻は若干のキタキタ感……オッサンはスパイスであって主食ではないのだ……主食はやっぱり主人公とヒロインなのだ……。さっきも書いたけど、6巻以降はもうちょっと真白にヒロインさせてやってください。。。

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