↑本気の魔王様。だいたいこんな感じのノリで話が続くが、合間合間に挟まれるシリアスっぽい表情が印象的。
基本情報
2016年2月6日現在、第4巻まで。作者はディーふらぐ!の春野友矢。ノリはディーふらぐ!とあんまり変わらないけれど、こちらのほうが人数が絞られている…割にラブコメは薄味に仕上げられている。しかし、ディーふらぐ!では断固としてしないパンチラがある。というか男どもがエロい。健全でいいことだ。
だいたいこんな感じ
魔王シリーズをやたらと目にするようになったのはいつ頃からだろう?やはりまおゆう魔王勇者がブームの火付け役なんだろうか。正直他の魔王系をあまり読んでいないのでなんとも言えないのだけれど、その中では多少変化形に仕上げていうように思う。少なくともこれが普通じゃなかろう、と思うんだけど。
ノリはラブコメありのギャグ漫画。閉鎖空間に閉じ込められた魔王と勇者一行が、休戦協定を結んで、日々の生活を共にしながらなんとか脱出しよう、という話。一応ちゃんとストーリ性がある。そんで魔王がポンコツ可愛い。溢れんばかりの魔力で大技を繰り出すタイプみたいなんだが、力を封じられている現状ただの根は素直なポンコツ美少女。そんでそれをいじめて満足する魔法使いが主で、さっさとくっつけばいいのに、と思いながら読み進めることになるのだ。
↑魔王と魔法使いのやりとり。魔法使いがちゃんとエロスなのがいいよね。やっぱ男はエロスじゃないとね。
勇者も出てくるが勇者も適度にエロス。ただこいつら一応世界を救う勇者パーティーなだけあって、それなりに真面目なことも考えてはいるようで、幕間にちょいちょいとシリアス的な独白を挟んだりしている。こんな感じでも自己犠牲精神は持ちあわせており、ギャグとギャグの合間に、あるいはギャグの最中に、そういった高邁な精神がひょっこり顔を覗かせるのが、小憎いと言えば小憎い。やらしいとやらしい。
人物
何人かピックアップ。魔王と魔法使いどっちが主人公なのか判然としない。
魔王様
ヒロインにしてお色気担当。最近は魔王の美少女化がすごい。パンツ見せてくれる天使。魔王というより天使。
魔法使い
クールで嫌味な天才肌。しかしなんだかんだいって魔王様のことは気に入っているらしい。ほんのりとエロス。
↑魔法使い的パンツのランク分け。しかしA、Bランクはセクシー過ぎない?なんか娼婦みたいな気がするんだけど。Gはたしかにガッカリランク。
こんな感じだが、脱出の鍵を握るパーティーの頭脳派でもある。さっさと魔王様とくっつけばいいのに。
勇者
勇者なんだが特にパーティー内で秀でたところはない。あーそうよね勇者ってそうよね。でも勇者は言ってしまえばリーダーでありゼネラリストなので、スペシャリストたる専門職に勝てないのは当たり前っちゃ当たり前な気がする。魔法使いとの友人と仲間の中間みたいな仲はなかなか面白い。
↑恐らくこの考え方はかなり正しい。少人数チームを率いるのにおいて胃袋おさえたらかなりやりやすいと思われる。
なんだかんだいいつつパーティーのベクトルを決めるのは勇者というかリーダーであるし、その責務は全うしていたのであろう。
ところでコイツは誰かとくっつかんの?武闘家でも僧侶でも敵の騎士でもいいけどくっつかんの?あかんか。あざといのはあかんか……。
魔王様の侍女
↑魔王様の回想でだけ登場する人。魔王様を育て、魔王様をからかうことに生き甲斐を見出した変態。というわけで色々と魔王様にトラウマを残しつつも、自分を一生懸命愛情を持って面倒見てくれていたことも事実ではあるので、魔王様もなんだかんだいいつつしんみりと思い出すことが多い。
総評
もっとラブを頼む。
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