作・春野友矢。2017年7巻。
ほー…と思わず唸ってしまった。予想できていた人もけっこういたんだろうけれど、自分は全然思わなかったなぁ。魔王様と魔法使いの縁について。するとラブコメ的にもけっこう美味しいのか……。
にしてもこの作者さんの描くジジイは魅力あるよな。
以下7巻感想。
血筋でしたか
言われてみるとなるほど確かに。魔法使いが侍女の血縁であったとは……。これ多分、予想できてた人いたんだろうなぁと思うけれど、自分はまったく考えつかなかったので、してやられた感ある。
そうすると、ラブコメ的にもずいぶん美味しい気がする。やはり年月を感じさせるものはポイント高い。ラブコメ的に。侍女の執念時空を超える。
まぁラブコメ視点とは別に、単純に魔王様の過去には感じ入るものがあるな。魔王を倒した後の勇者の居場所の無さとか、かつての勇者が魔王化する、という話自体は珍しくもないかもしれないが、この漫画がそういうような話とは思わなかった。だって魔王様ポンコツだけど魔王な風格はあるし。救世の英雄とはなぁ。でもその世界も、今回の新キャラの言動見るに、果たしてどういう経緯があったのやら。
ということで、魔王様ポンコツかわいいというだけでなく、ストーリーそのものに面白みを感じてちょっと悔しい感じしなくもなく。ギャグ漫画でこの展開は業が深い。魔法使いは今回ほぼ完全にシリアスモードやったね。
魔法使いとその姉は特別な家系だったか。ご先祖さまのジジイが実にいいキャラしている。なんかこの作者さんの描くジジイはやけに魅力あるよな。
それにしても、あの侍女よく結婚してあまつさえ子孫残せたな。いや血筋というだけだからそこらへんはなんとも微妙なんだろうか。いやそれだと、大切な人は生きていたよという魔法使いのフォローの意味がなくなるし、やっぱりそういうことなんだろう。うーんマジか。
そして僧侶の無敵キャラはやっぱり微妙だなぁなどと思うのであった。
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