千田大輔, コアさんは死んでも自立しない 1, 2018
これはまたニッチなところを。しっかり者な高校生男子とダラけた女子大生のゆるゆる同居ラブコメ。刺さる人にはだいぶ刺さるんじゃなかろうか。
まぁ属性的に当てはまらなくても、カップルものなので幸せそうでよろしいなぁというラブコメ需要を汲んでいるのだが……片思い娘がいるんだよね。確定カップルものなのに。その恋は実らないのが見えすぎていてちょっと可哀想な感じはする。片思い娘好きにはいいだろうけれど。
以下1巻感想。
ゆるゆるイチャイチャライフ
男子高校生・リンと女子大生・マコの同居系いちゃいちゃラブコメ。しっかりものな年下男子とダラけた年上女子、という組み合わせはラブコメ界隈でも比較的供給少なめカップルなだけに、刺さる人にはかなり刺さるだろうと思う。
属性的に刺さらなくても、幸せハッピーな確定カップルもので、関係としては恋人未満実質以上なアレなので、ラブコメ好きは二人の関係を安心して楽しめる……のだが、ちょっと気になるのはリンのことが好きな片思いの後輩・鱒沢の存在。
個人的な気持ちとしては、確定カップルもので片思いキャラとかは入れないでほしかったりする。イチャイチャしているのを見てニヤニヤしたいときに、失恋確実の子がいたらちょっと落ち込むやん。実際、鱒沢の思いが全然リンに伝わらないネタなんかは、マコさえも気づいていないこともあり、まぁ可愛いっちゃ可愛いんだけれどもちょっとつらかったりもする。
ただ世の中には片思いフェチという業の深い属性があるので、これまたニッチな需要を汲んでいる、のかもしれない。というか、マコが鱒沢の気持ちに気づいていない以上、嫉妬を煽ることさえできておらず、ただただ片思いぶりを発揮しているだけなので、実際そういう方面に向けたキャラクターなのだろうか。それとも、今後なかなか進まないリンとマコの間をぐっと近づける、立派な当て馬に育つのだろうか。
まぁそういう片思い要素を除けば、安心のいちゃラブものである。性的なネタはほどほどで、さほどいやらしくもないし。性的なところは行き過ぎるとラブコメとしての純度落ちるけれど、でもラブ絡む以上やっぱりそういうのも必要だから、バランス大事よね。
とはいえ、属性的にドンピシャ、というわけでもないので、2巻以降ポチるかどうかはちょっと迷いどころだ。刺されば迷わず買いだろうけどなー。
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