『ラストギアス』1-2巻感想:恋する風紀委員長は切なくて友達の彼氏を思うとすぐ浮気しちゃうの

高橋脩, ラストギアス 2, 2019

おおぉ……これは……面白い。例によってダブルヒロインなんだが……これはね、ハーレムじゃないです。浮気です。浮気ラブコメです。表題のラストはlastじゃなくてlust(欲望)。

2巻表紙のこの子が最高に面白い。生真面目風紀委員長は、友達の彼氏との浮気シチュエーションに大興奮。いけないことしていると思えば思うほど止められなくなっちゃうそうです。さすが表紙で黒ストパンツ見せつけるだけあるな。自分の目の前で好きな人に彼女とオーラルさせ、それを見て興奮するハイレベルJKです。天才かよ。

これ、成人向けではともかく、青年とはいえ一般の野郎向けのラブコメでは珍しいと思った。特にこういう可愛らしい絵柄では。野郎向けラブコメで多く求められているのは、都合のいいハーレムであって、決して罪悪感満載の浮気ではないのですよ。そこをあえてついてくるとは、やりおる……。

浮気の理由付けとして、悪魔と契約、という超常現象を使っているのは、吉と出るか凶と出るか。以下1-2巻感想。

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まさかの浮気ラブコメ

面白かった。

最初読んだ時は、悪魔と契約して性欲が抑えられなくなった幼馴染で巨乳な彼女としゃあなしでエロいことしちゃうんだぜヤッフーという、はいはい、という内容に思えたのだが(しかもエロシーンになると眼鏡を外すのでメガネスキーは死ぬ)、そこから彼女以外のヒロインと背徳感満載で事に及ぶ浮気ラブコメになるとは思わなんだ。

やー、実際ね、最初はいつものああいうのだと思ったよ。悪魔の呪いで性欲が抑えられなくなっちゃいましたー、とかいかにもエロ重視のB級エロコメっぽかったし。キスと挿入を拒絶するっていうのも、ソフトエロの制約としては珍しくも思えなかったし。

でも、キスもさせてくれないのは、結局呪いのためにしているだけで、自分のことなんか好きじゃないからでは…?と主人公が懊悩し、徐々にヒロインを遠ざけ始めたのは、ちょっとおもしろいと思った。こういうラブコメって、主人公に共感できないことが多いんだけれど、その気持ちは「確かにそうだ」とよくわかるものだった。

まぁ、キス・挿入をさせないのは、それをすると主人公に呪いがうつり、しかも「好きな人と一線超えると死ぬ」という酷すぎる契約内容があったからなのだが、それにしても自分が気持ちよくなることばかり考えていたのではないか、とヒロインも反省。手と口で主人公を満足させることで解決したのであった。

変態JK爆誕

…あら、せっかく面白いすれ違いだったのに、解決しちゃったなー……と思っていた矢先、ヒロイン・立夏の友達ポジションだった生真面目風紀委員長が開花。元々主人公に対して好意があった彼女もまた悪魔の呪いを受け、性欲を抑えられなくなった彼女は、友達の彼氏であるにも関わらず、主人公と性行為に及ぶ。

悪魔の呪いを知っていてかつ、求められれば拒みきれない男の性で、主人公は行為を受け入れてしまうのだが、一度許したのが運の尽き、彼女に知られたくない主人公は、半ば脅されるような形で、次から次へと委員長からエロい要求をされてしまうという。

元々、委員長はそんなに悪い娘ではないです。自分の心に嘘をつくなと浮気教唆した教師(教育者やめろ)にイケない悪魔がいなければ、ここまで暴走はしなかっただろう。が、変態の素養があったことは事実いけないことだと考えれば考えるほど、大興奮してしまうらしい。はっはっは。

特に友達との遊びに彼氏も誘い、自分の目の前でオーラルしている様を見せるように彼に要求した倒錯っぷりには俺もドン引きせざるを得ない。さすがにそこまでするともう悪魔の契約云々だけの話では済まされまいよ。実際、彼女は呪いを解きたくないという姿勢を明確にしている。つまり、彼女は呪いを利用して関係を構築しているのだ。

この言い訳できないクソアマぶりに読者の俺も大興奮です。そしてなすがままのヘタレ主人公。こういうのって、最後はラブコメの神から制裁を受けそうなものだけれど、果たして本作はどうなるか?

作者さんは他作でも修羅場感の強いラブコメを描いていたが、いやー、ここまでくると天晴だね。3巻もポチらせていただきます。ただ先生まで巻き込んで、ぬるいハーレムになっちまわないか、ちょっと心配でもあるんだが。

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