高橋脩, ラストギアス 3, 2020
完全に浮気ラブコメだこれ。マジか。性的描写も多いが、ほぼ浮気シーン。しかもメインヒロイン以外浮気を自覚していて、なんだったら浮気であることに興奮しているので、見事にド変態のクズたちである。
むしろ浮気女同士でさらなる浮気闘争を始める予感で、唯一浮気してないヒロインの存在感がない 笑。
もはや契約の条件が言い訳にしかなっていないことは、主人公も認めるところだ。
しかし彼女がいる教え子を寝取りにかかる女教師とは、これまたラブコメにあるまじき属性ぶちこんできたなぁ。以下3巻感想。
浮気、浮気、浮気
浮気、浮気、浮気に次ぐ浮気。すげぇな。浮気じゃない関係は浮気な関係を彩るスパイスに過ぎないのだ、というくらいに浮気が本番。彼女の友達と浮気。次いで教師と浮気。
彼女の友達は友達の彼氏と性的関係を結ぶことに興奮。教師は教え子、しかも彼女持ちから寝取って見せると大はしゃぎ。わざわざ彼女+浮気女の目の前で、彼と腕を組んでイチャイチャアピール。ピンとくる浮気女。本命彼女は今日も平和。彼女(笑)。
本作は性的描写も多いのだが、本命彼女とのそういうシーンは1巻こそ多かったものの、2巻くらいからは完全に親友にNTR浮気シーンに取られ、この3巻では女教師が彼女持ち男子を誘惑からNTRシーンで埋め尽くされる。
彼氏は彼氏で「もう誰が一番好きなのかわからない」といい感じでクズい。性に忠実な若人よ。もはや死に繋がりかねない契約の条件など言い訳である。なんだかもうどうあがいても幸せにはなれなさそうな状態になっているがいいのだろうか。
面白いんだが、友達の彼氏を寝取る、のに比べると女教師のミイラ取りがミイラになって教え子の彼氏を寝取る、というパターンはちょっと弱い感じはするうえ、親友との浮気シーンはガクッと減ってしまったのはややいただけない。影が薄くなってしまった。
が、3巻最後になって、女教師はJK彼女たちに見せつけるかのような振る舞いをする。宣戦布告だろうか。一回り下捕まえてようやるわ。で、少なくとも彼女の友達であるところの浮気女はピンときており、この後の展開を期待させるのだが、本命彼女はのほほんとしている。
うーん、これはこの後も浮気まみれの予感。浮気女vs浮気女に期待せざるを得ない。
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