ラブコメは俺を救わない

今年に入ってけっこう頑張って更新を続けていたのだが、今月に入って急に途絶えたのは、このサイトをちょくちょく見にきてくれる人ならば過去にもあったので察しが付くかもしれないが、精神的に凹んでいたからだ。そしてそれが、今回肉体にも変調をきたしていた(コロナではないよ)。

凹んでいる時ほどラブコメでも読んで頑張るかーってなりたいものだが、実際には一定ラインを超えるとラブコメなんて読む気もなくなる。

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ラブコメは良いものだが

俺が元々このサイトを始めたのは、実用的に過ぎる実生活に嫌気が差して、なにか役に立たないサイトを作りたいと、そんなことを思ったからだったかなんだか詳しいことは覚えていないが、いずれにせよ碌でもない動機である。

つまり、ラブコメが好きすぎて作ったとかそんなんではない。まぁそれなりにサイトを書けそうな程度には好きなんじゃないかなとは思っていたものの、ラブコメを意識して集中的に読みだしたのは、サイトを作ってからである。

お陰様でラブコメ漫画については多少知るところが増えたような気がするが、ご存知のように一日は24時間であるので、ラブコメ以外の作品に触れる時間がめっきり少なくなってしまってなんだかなぁ。

とはいえ、数百作品について読んでは感想を書き、なんてことを繰り返していると、なんだかんだでジャンルそのものに対して愛着も湧いてくるし、またラブコメに心癒されることも多々あった。おおっぴらに人に言える趣味ではないけれど、ラブコメは良いものだ。

気力がなかった

しかしラブコメで癒やされるのもある程度元気があればの話で、一定ラインを下回ってしまうと、ラブコメ読んでも癒やされない、というより、そもそもラブコメを読む気力が失われる。

という話は以前にも「ラブコメはエーテルになってもフェニックスの尾にはならない – 少年は少女に出会う」というわかりづらい(でも同年代にはわかりやすいかもしれない)タイトルで書いたのだが、まぁ今回もそんな感じで、精神的に落ち込んでいて、とてもラブコメどころではなく、増してブログを書く気力もなかった。

きっかけは多分前回記事のときと同じで、自分はもうあの場からは脱したのだけれど、最近になってようやく脱した人もいて、まぁ凹んでいるだろうから励ましてあげないとな、と、当人も俺に会いたそうだったので、会って軽く飲んだりしたのだが、そうすることで俺自身も色々思い出してしまったようで、その日を境に気分が沈み、無気力になって何もする気が起きなくなっていた。

精神がやつれていた

俺自身、自分の精神状況を把握できていなかったのだが、自身の日記を読み返してみると(俺はブログとは別に、十代の頃からずっと日記をつけている)、明らかにその日を境にして異常な精神状況に陥っていたことがわかった。

日記の文章がおかしいし、文字が乱れ、そもそも書くこともなくなった。酒量が異常に増え、日中は疲れ切り、眠れず、タスクは滞り、うつなツイートを連発し、LINEアカウント消そうとするなど、こうして書いてみると明らかにおかしいのだが、おそるべきことに当の俺自身は無自覚だった。

こんな状態なので、ラブコメ漫画なんてとてもではないが読む気にはなれないわけだ。まだ感想記事を書ききっていないものはいくつかあったが、ブログをやる気力も当たり前だがなかった。

そしてついに、体に変調をきたし、俺は仕事を切り上げて病院に行く羽目になってしまった。医者からはストレスを言われたが、今の仕事は別にストレスが大きくないので、「なんでだろう?」と首を傾げていたのだが、日記やTwitterの過去ログを見て、「ああ……」と思った。俺の心は静かに蝕まれていたのだなぁ。

少し回復

幸い、薬を飲まずとも症状は少しずつ軽くなり、まだ治りきってはいないものの、溜まっていたタスクにも手を付け始め、こうしてブログ記事も書けるくらいには、気力も回復してきた。

ここまで一切ラブコメは読んでいない。実を言うと今もまだちょっとラブコメを読む気分にはなっていない。まぁアニメくらいなら見られるかもしれないので、dアニメで虚構推理でも見ようかなぁとは思っている。

ラブコメは俺を救わない?

つまり、俺は人と話をしたり、自覚して休んだり、自分の心を分析したりして、また時を経過させることで、体に傷跡を残しつつも(あー完治してほしい)、なんとか今日も生きながらえているのだが、回復の過程にラブコメ漫画はないわけだ。

これはラブコメ漫画のもつ性質なんだろうか。俺が昔読んでいたような陰気な小説や随筆ならば、読めたような気がするし、また少しばかりは救いになったような気がする。

このサイトの記事ももうすぐ1,000になる(我ながらようやるわ)。気力がある限りラブコメ漫画は読み続けようと思っているが、その読み方については、一度考えてみるのに良い区切りかもしれない、なんてことを思っている。

まぁとにかく、感想記事を書けるくらいには回復しないとな。

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