『ライアー・ライアー』1-2巻感想:漫画にしやすいオッパイ、漫画にしづらい心理戦

原作 久追遥希, 漫画 幸奈ふな, キャラクター原案 konomi(きのこのみ), ライアー・ライアー(漫画) 1, 2020

金田一蓮十郎じゃないよ。原作ありコミカライズ。表紙の子が可愛かったので手に取りました。この手のおとなしめな佇まいで寒色系の髪色でセミショートの女子が俺の性癖っぽい。格好もあざとい。表紙では腕で隠しているけれど、隠している部分、乳でとるからな。すんごいで。

話の内容は、無能力者の主人公がひょんなことで学園最強を名乗る羽目になってしまい、手八丁口八丁でイカサマしながら挑戦者を退けその嘘を貫き通すというもので、表題がそのまま内容になっている。

ただ、主人公は「感情を顔に出さずにいられる」という能力を持っているんだけど、これハイパースペックだよね。物語中でも評価されているが、非常に有用な特殊能力だと思う。ただ、持ち主の使い方でその効能が大きく左右される能力でもあり、主人公に相応しい能力かもね。

表紙の子は可愛かったです。でもこれ多分、作品としては原作のほうがいいんだろうな……とはちょっと思った。でも原作を知っている人なら、可愛いヒロインがみられるからいいんだと思う。以下1-2巻感想。

コミカライズが難しそうな作品

コミックウォーカーでたまたま見かけた表紙の子が可愛かったので、なんとなく古本でゲットした本作。原作はラノベ。タイトルが長々しくないのでフツーにラノベか。

話の内容は冒頭に書いたとおりなのだが、この手の話の宿命として、とにかく説明が長い。元から漫画のライアーゲームみたいな作品ならともかく、文字ベースの小説をコミカライズするには難しい作品だったろうと思える。まぁそこを頑張るのがコミカライズだろうとは思うんだけれど……難度高めの作品なのはわかる。

で、正直ちょっと読むのはしんどかった。というか、あまり真面目に読んでいない。一応2巻までに何度かバトルしてるんだけれど、正直何が何やら……。

ただ、小説で読んだらまた違うようには思えた。というのも、ここまでほとんどが純粋に心理戦だからだ。いや、ライアーゲームなんだから当然なんだけど。ただそれにしても、にらめっことか50:50とか、そのルールも戦いも、絵にされなくてもわかるくらいシンプル。そうすると、バトルは純粋に互いの思考の読み合いで動きが少ない。これは抽象的表現を得意とする文字ベースならばやりやすかろうが、逆に具体的な絵での表現がベースの漫画ではなかなか厳しいだろね。

結局、主人公に夜神月ばりの顔芸をしてもらうか、ヒロインにあられもない過度なサービスをしてもらうかになってしまう。まぁ実際、本コミカライズの売りは主人公の悪い顔とヒロインの可愛さではなかろうか。内容については原作読んでね、という感じは否めない。

原作はまた違うんだろうけどねぇ

ということで、設定的な面白さは感じられるものの、漫画としては正直ビミョー。でも、女の子は可愛い。とても可愛い。バトルに出てエロい展開になれば、コミカライズ映えすることであろう。なるのかは知らない。

まぁそうならずとも、ゲームの内容次第では「漫画ならでは!」という展開は今後もありうる。3巻出たら、買う……かな、どうかな、微妙だなーー。

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