『琴浦さん』1-4巻感想:テレパシー持ちとエロス持ちはなにげに相性いいと思うわ

なんで読まなかったんだろう。名前は知っていたというか手元見たら普通に買ってるしでも読んでなかった。もう数年前の作品だってのに…むっちゃラブコメやん。俺の阿呆め。とりあえず4巻まで読んだ。5巻以降は中古で発送待ち。本当なら電子書籍でさっと買いたいところだけどさすがに800円は高いです。。。以下ネタバレ。

なぜか衝撃の展開の連続

本作は人の心が読める、超能力の中でもいわゆるサイコメトラーだが、どうやら近くにいるだけで人の心が読めてしまうらしい。こういうテレパシーの能力持ちの話は、非常に人の心の闇に踏み込む話になりがちだし、本作も一巻で既にだいぶその傾向が見受けられる。淡白な絵柄でコメディチックなノリにも関わらず、なんだか衝撃の展開が続くいじめや親子の確執くらいならありがちだけれど、この作風で殺人事件まで起きるのはさすがに驚いた。レギュラーキャラの過去もなかなかハード。このあたりはWeb漫画出身だからっぽい感じはする。

、あまりにも唐突に色々なことが起きすぎるので、B級感が漂っている面はある。真面目に読むと突っ込みどころは多い。でもそんなことは本質じゃなくて。そう、あれもこれも全部、ラブコメの味付けと思えば。

テレパスエロス

なんといっても、この漫画は琴浦さんとエロスの権化・真鍋のラブコメ。人の心が読める琴浦さんに、万年ピンク脳の真鍋が近づく。常時セクハラ状態。琴浦さんサイコメトラーで人の心の闇を色々長年見てきているだろうに、エロスの耐性がない故に、真鍋のエロス妄想に対してはたいへん厳しいが、自分に好意的で味方になってくれる真鍋を、琴浦さんもまた憎からず想うようになる。実際琴浦さんにとってはもう二度と出会えないくらいの人材と思う。

だいたい、エロスと言っても、真鍋は健全なエロスの持ち主。世の中には自分で口に出すことさえおぞましくて出来ない性癖を抱えてしまっている人もたくさんいるでな。少なくとも俺は絶対琴浦さんには近づかんね。いや俺はエターナルピュアボーイだけど。

真鍋はエロスの権化でオッパイ大好きなのに、貧乳の琴浦さん一筋なんだから大したもんだよ。というか琴浦さん相手には絶対に浮気できないうえに、割と琴浦さん嫉妬深いところもあるので、本当に好きじゃないと付き合えない、というか好きだと思っているかどうかがバレバレなので、倦怠期になったらどうするのかという無駄な心配。

いいカップルや

エロスとテレパス、お互いにキャラを引き立てあっているいいカップルなので、末永く爆発してほしいところだ。このカップルが非常に安定しているので、衝撃の展開続く本作であるが、割と安心して読める。5巻以降はこれから読むけど、なんかまたしれっと連載してるし(しかも何故か琴浦町のサイト「琴浦さん漫画 『とっても琴浦さん ~Kotoura-san VERY-MACHI~』 | 鳥取県琴浦町」)、いい感じで終わるんちゃうかなと思っている。

ところで今気づいたけど5巻限定版あったのか。CD付きが中古で送料込で750円くらいか…内容豪華っぽいしこれなら買ってもいいんだけど、もう通常版を注文しちゃったよ…どうするかなぁ。

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