『この美術部には問題がある!』8巻感想:進展なし?それとも空気のように?

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作・いみぎむる。2013年1巻、2017年8巻。

宇佐美の妄想力が着実に上がっているが、肝心の内巻との関係はほぼ進展せず。いや、それとも長年連れ添った老夫婦のごとく、空気のように自然に溶け込んだ関係と解釈すべきなんだろうか。付かず離れず系のカップリングではちょくちょくみられる現象。

内巻がわかりやすくデレる展開は想像つかないし(宇佐美のパンツを完全に把握しているのはある意味デレかもしれない)、既成事実化が進んでいる、のかも。もう少しわかりやすくラブコメしてくれてもいいんだけどな。

……ところで微妙に三角関係フラグっぽいのあったけど、そんな展開にはしないよねぇ……?以下8巻感想。

目次

進展なしと見るべきか否か

元よりゆったりとした空気感を楽しむ漫画ではあったけれど、それでも毎巻少しずつ二人の関係は進んでいて、それが良かったのだけれど、本巻についてはこれといったことが起きない。その代わり、宇佐美の妄想力は上がっている↓

いみぎむる, この美術部には問題がある!, 第8巻

妄想の中で内巻に壁ドンされたりなでなでされたりしてニヤニヤ。うーむ、可愛いっちゃ可愛いんだけど(片想いの宇佐美さん可愛い漫画だし)、いまだにこんな感じかー、とは思わないでもなく。

ただ、二人の関係がごく自然と近いものになっていることはわかる。内巻くん宇佐美のパンツ完全に把握してるしな。毎日パンツ見せてるのか……。というのはアレとしても、並んで歩く姿がとても自然。長年連れ添った老夫婦化している、と好意的に解釈できなくもない。同性の友人も少なそうな内巻にとって、一番近しい人は間違いなく宇佐美だろう。

まーでも、やっぱりもう少し何かあってほしい。

内巻のことが気になる後輩

全体的に動きのない中で、一番気になったのは人知れず内巻のことを意識しているっぽい後輩の話↓。

いみぎむる, この美術部には問題がある!, 第8巻

マジか…。慢研に入りたかったけどなくて、といって美術部はガチの美術の絵を描いてるから自分の居場所ではないよねと思って入部しなかった様子。内巻の絵を見た描写はないのだが、意識しているのは当然内巻の画風を知ったからだろう。さらにこの子の創作イラストは内巻の好みドンピシャのようで、本巻では直接お目にかかっていないものの、フラグにしか見えぬ。

宇佐美のことが気になっている男子がいるので、内巻のことを気にする女子がいてもいいかもしれないといえばそうなんだが(内巻は見た目が良いからか告られたこともあるし)、まさか三角関係展開とかにはしないよねー……この漫画であまりそういうのは見たくないよーな、宇佐美の反応が気になるよーな……。

んーでも、今回本当に進展がなかったし、ここらでもう一つ何かないといけないのかも。次巻はもう少し進むといーな。

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