『この美術部には問題がある!』6巻感想:言語中枢が破壊されるレベルで悶える

いみぎむる, この美術部には問題がある!, 第6巻
いみぎむる, この美術部には問題がある!, 第6巻

↑相変わらずなんて甘酸っぱいというか見てるこっちが悶たくなるようなやりとりをしてるんだ君らは。これはええなぁ…。今回も期待を裏切らない良ニヤニヤが詰め込まれてたまらんすなぁ……。文化部青春ラブコメで、いまこれ以上のものはないんちゃうか。以下ネタバレ。

目次

ラブコメ回から日常回からすべてにわたってニヤニヤ

記事冒頭の内巻くんが「宇佐美さんが好き」って言う回(ただし宇佐美違い)から、宇佐美さんがラブレター書いたり、部長に幼馴染がおったりとか、バリバリのラブコメ回はもちろんだけど、普通に部活動でくじ引きでお題を出しあったりするような、普通の日常回もまたいい。

というか、すごく真っ当に部活してるんよなここ。部活もの、しかも文化部で、本当にちゃんと普通に部活してる漫画って、実は珍しいんじゃなかろうか。美術部らしく少人数ながら、各々でテーマを持つ人はテーマを持って頑張ってる姿は、これだけでも良い青春であることよ。一方でだらける人はだらけるけど、部員の仲はいい。ってかむしろこういうところが羨ましいんよなこの漫画。

もちろんそういう日常回の中にもちょこちょことあざとくラブコメも入り、宇佐美さんに与えられたテーマ「大切な人」、本編中では「お母さん」に逃げたかとおもいきや、恐らく単行本描きおろしのおまけページのにちょろっと↓。

いみぎむる, この美術部には問題がある!, 第6巻
いみぎむる, この美術部には問題がある!, 第6巻

うへ。入れてきますなぁ……青春……。そりゃ、オカンより好きな男の子の横顔描いたほうがそりゃ楽しいよねとか、思いの外真面目にちゃんとやってる内巻くんみてやっぱり描きたくなったん?とか、色々思うことはあるんだけど、でもアレやね、ほんと、ええなぁ…。

相合傘の距離感

際立った進展があったわけじゃないんやけどね。でもラブレターの話にしても、宇佐美さんが流れとはいえ告白したのは、想いがより強まっていたのもあるだろうけれど、内巻くんの自分に対する感情が、案外悪くないんじゃないのか、少なくとも、真剣に考えてくれるんじゃないのか、と思えたからだろう。何か劇的なことがあったわけじゃないけれど、日常の中で、少しずつ距離を縮まっている

それが端的に出たのが、日常パートとラブコメ全開パートを見事に合わせた、日常回でありながら最後の最後の一撃だけで全部持って行った本巻最後の相合傘回かなぁ。1コマでノックアウト、一撃の破壊力が、すさまじい↓。

いみぎむる, この美術部には問題がある!, 第6巻
いみぎむる, この美術部には問題がある!, 第6巻

うへ…へへ…うへへへへへへhもう完全に言語中枢破壊。「おじゃまします」からのこの1シーン。っていうか、男女の相合傘でこの距離感はすごい。内巻くんの性格上他意があるわけじゃないかもしれんけど。でも宇佐美さん以外で傘入れるかな?とは思うし、また宇佐美さんも内巻くんじゃなかったら入らんだろうし、そんでもってこの距離感だよ。腕とかもうあたってるやん。6巻までのこれまでの過程も含めて、これが今の二人の距離感なんやなぁ、と…。

もうずっとニヤニヤ。

 

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