『このヒーラー、めんどくさい』7巻感想:エッチはないけどラブはある

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最新巻追いついた。60-68話までなり。

7巻は今までよりも色っぽい話が多めだったように思う。全体的にアルヴィンxカーラのラブコメシフトが進んだ印象。良かった。微妙にエロスを意識させる話も多い。意識させるだけでエロくはない。

以下7巻感想。いつのまにか当然のようにボディータッチするようになったな。

目次

内容

  • クソ雑魚アルヴィンの過保護者カーラ
  • スライムからエッチな目にあうカーラ
  • クソ雑魚メンタルシャルロッテのちょっといいとこ見てみたい
  • アルヴィンにヤバイことしてあげられるカーラ
  • お姫様抱っこ

過保護になるカーラよかった

6巻最後の寿命の違いを意識するカーラという、本作らしからぬどシリアスっぽい雰囲気からの続きで、どうなるかなと思ったんだが、60話は過保護になるカーラという話だった。これはギャグであるにも関わらずラブコメとしても一級というたいへん良いモノであった。

石や蝶を見るだけでアルヴィンの危険が危ないと言わんばかりに過剰反応し、ついに舞い散る落ち葉にすら絶叫する始末。カーラ自身は大真面目なんだろうなぁというよくわかる切実さがありながら、やっていることはギャグそのもの。照れくさくならずにラブコメをやりきっており素晴らしい。

なおその後のお姫様抱っこは照れた模様(俺が)。ダンジョン攻略のハイタッチにすら「ボディータッチが目当て」といちゃもんつけていたことを思うと随分進んだものである。

意識してほしいのかカーラ

ところでちょっと意外だったのはスライム回で、「美少女ヒーラーは スライムに会ったらエッチなことされないと!」とカーラが張り切るのだけれど、本作でここまで直接的なエロスの言及があるとは思わなかった。

アルヴィンとカーラは仲良くなっているものの、一面的には親子っぽくもある。7巻で言えば褒められたがっているカーラなどは、ラブというよりは父親に甘えているような感じがする。ダークエルフ72歳は人間でいうと14-15歳相当らしいし、アルヴィンも人を気遣えるようになってきたカーラの心の成長を喜んでいたりもするので、そういう側面はある。

しかしそれだけならば、エロスを意識させるような話にはならない。なので、あからさまなエロス展開は、やはりラブコメだからだろうと思う。まぁスライム回については、カーラ自身も本当にエロいことにならないとわかっているからこそできる茶番で、実際スライムが渾身のカーラ像(裸)を擬態しようとしたら会心の一撃を食らわせたところからも、おそらくはアルヴィンをおちょくるのが目的であったと思われる。

思われるが、同時に、自分のことをちょっと意識させたい気持ちもあるのかな、とその前のお姫様抱っこなどを見るにつけ思ったりもする。少なくとも、アルヴィンと出会った当初のカーラであればこんなことはしなかっただろう。

その後もサキュバス回(特別編)など、全体的に色っぽい話が今までよりも多く、ラブコメシフトが進んでいるような印象だ。カーラのサキュバスに対するガチめの殺意は本作でも随一だったのではなかろうか。本作はアルヴィンとカーラの掛け合いが楽しい漫画なので、ラブコメシフトは大いに歓迎だなぁ。いやシャルロッテはパーティーメンバーとしていい感じで馴染んでるけどね。思った以上にガチの手紙良かった。

ところでカーラの部屋が病的なのは置いといて、カーラの着替えとか全部アルヴィンの部屋にあるようだが、これはもう「同棲」なのでは……?

追いついた

なんだかんだで楽しく読めた。本巻、だいぶ前にポチっていたが読めてなかったんよ。このストレス性が限りなくゼロに近い本作でさえ読めなかったんだから、俺も相当疲れていたんだなぁ。8巻が出たら早めに読みたい。

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