『メイドの岸さん』1巻感想:どちらかというと主人の貴一郎様

柏木香乃, メイドの岸さん 1, 2020

少女漫画かと思ったら、少年マガジンコミックスって書いてあってマジで?ってなった。でもAmazon見たらマガジンポケットコミックスって。マガポケか。立ち位置がわからん。

しかしまぁ、どっちかっていうと、やっぱり本質的には女性向けなんじゃないかな。というのも、男の理想というよりむしろ女の理想を色濃く感じたからなんだけどね。

主人・貴一郎とメイド・岸さんのラブコメで、タイトルになっているのは岸さんなんだけれど、キャラの造形的に、岸さんより貴一郎のほうが浪漫が強い。浪漫のバランスが貴一郎よりと感じる。

まぁでも、俺は特にメイド属性がないけれど、メイド好き紳士からすると見方が変わるところはあるかもしれないね。

以下1巻感想。

スポンサーリンク

浪漫はむしろ主人のほうに

俺にはいわゆるメイド属性的なものはない。別にメイドがいいとか思ったことはない。メイド喫茶は特に行きたいと思ったこともないまま、行かずにブームが過ぎ去った。メイド姿に浪漫を感じない。

そういう奴だからなんだろうか。「メイドの岸さん」というタイトルであるにも関わらず、岸さんというよりは貴一郎をヒーローとした少女漫画に思えたのだよなぁ。

いや、実際のところ、岸さんより主人の貴一郎のほうが浪漫溢れてない?イケメンで金持ちでハイスペックな能力持ち、でも生活力だけないので、そこは助けてほしい。これって、或る種の女性にとっての理想的男性ではなかろうか。

まぁ、岸さんもメイドものにしては、無表情で不躾な感じという珍しい性格をしており、これはこれで需要があるヒロインだと思われるが、正直貴一郎のほうがより異性からの理想を反映したキャラクターに思える。

と、ここまで考えて、俺はラブコメの「男性向け」「女性向け」について、ヒーローとヒロインがそれぞれどれだけ或る種の理想を反映した偶像かについて評価し、そのバランスから判断しているのかもしれないな、なんて思ったりした。

そんな俺からすると、岸さんより貴一郎のほうがより理想的人物に見えるので、女性向けのラブコメ、という風に感じられるのかもしれない。一方でメイド好き紳士からすると、岸さんはメイド系ヒロインの中では珍しいタイプであることには違いないので、また違った見方があるのかもしれんね。

やっぱり女性よりかな、と

ただまぁ、それはキャラの造形の話であって、やりとり自体はどちらか片方の理想を具現化したものではなく、ああこれはきっとどちらにとっても嬉しいことなのだろうなと、そう思わせるところがある。

それがもっとも顕著なのは、第6話のスタイリング、貴一郎が岸さんとパーティーに行く話だろうか。パーティーに行く話というか、パーティー用のドレスで、貴一郎がいいなと思ったものを岸さんが選ぶ話なのだが、これはまぁ、男女どちらにとっても理想的といえる距離感かもしれない。

……と言いつつ、たいていの男はあんまり女のドレスには興味がないのではないかというのが俺の正直な感想でもあり、この服を君に、なんてのはやっぱり女性寄りの理想なんじゃないかな……と思うのであった。

ま、なんだな……マガポケは色々やってるんやなぁ。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。