『金の彼女 銀の彼女』2,3巻感想:安定のドタバタラブコメなエンターテイメント

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作・赤衣丸歩郎。2014年1巻、2015年3巻。

憧れのお嬢様が、神的な力で表の人格と裏の人格に分裂しちゃいました、元々惚れてた表人格はもちろんだけど、裏人格のほうとも仲良くなっていき……という王道なドタバタラブコメっぷりをいかんなく発揮。

作中ではそれなりに山も谷もあるのだけれど、ものすんごい安定したエンターテイメントという印象。主人公はスケベだけどやる時はやるタイプの好感、ヒロインは可愛く、サービスシーンを交えながら、ボーイ・ミーツ・ガールの王道を行く。

正しく娯楽漫画ってことだなぁ。以下2,3巻感想。

目次

ほんとに安定している

家のしきたりに囚われて、望まぬ結婚をしようとする英里華お嬢様救出劇。男を見せる安田、囚われのお姫様状態の英里華に変わってヒロイン役を演じる銀華、英里華を慕う親衛隊、味のある世話係ジーヤ、わけあり風な敵役男の娘(?)、みんな揃ってドタバタラブコメを興じるその様は、なんだか娯楽映画のようであった。

1巻でも思ったけれど、ほんと、安定している。適度に山あり谷あり、サービスシーンあり、不快にならない程度の刺激的な描写(ヒロインが性的な責めを受けるシーンなど)、ヒロインを助け出す主人公という王道のボーイ・ミーツ・ガール的演出、主人公と分裂した二人のヒロインとの三角関係なラブコメ、いやベタベタだけど、確かに楽しいよな。これぞエンターテイメントと言わんばかり。

剽軽でスケベだけどやる時はやる男というキャラクター像は、GS三神の横島で既に完成されておりもはや新鮮味もないかもしれないが、ことラブコメにおいては安心できるタイプの主人公である。安田はまさにそのタイプ。ヒロインは親近感を覚える程度に卑近なところがあり、また安田たちからの救出劇を経て、ついに埋没させてきた自我を取り戻さんとする様子は、一ヒロインとしても、またカップルものとしても映えるものである。

この漫画を読んでいて新しいなと思ったことは特にないのであるけれど、読んでいて楽しかったし、読後感もいい。サービスシーンも多いしね。女の子がまた柔らかそうなんだわ。正しく娯楽漫画しているラブコメということだろうなぁ。3巻まで読んで、続きもそれなりに気になるけれど、気になりすぎるということもなく、また折を見て続き読めたらいいなぐらいの気持ちだ。しかしこれ案外中古相場も値崩れしていないし、4巻手に入れるのはけっこう後になりそう。

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