『田中くんはいつもけだるげ』6巻感想:あまり絡まなかった人たちが絡んだ分今までの絡みがちょっと減ったくさい

今までのキャラがだいたいみんな出てきていて、特に志村と加藤コンビが目立つ。モテ道を極めんとする志村はいいキャラしていると思う。太田とは違う角度で別の田中を引き出すし。特に色恋絡みの話は太田からは振らないからねぇ。

たださすがにキャラも増えてきて、誰かの出番は誰かの非番ということで、本巻は貴重なラブコメ担当の白石の出番が少なかった。白石さんが出ないとラブコメ度が激減しますがな。と思ったらえっちゃんが頑張った。莉乃がいつもどおりなのはさすがだわ。以下ネタバレ大いに含む。

白石さんの代わりにえっちゃん頑張る

白石さんの出番が少ないわけじゃないんだけど、えっちゃんとの話なんよね。しかもえっちゃん視点。というかえっちゃん出番多い。えっちゃん太田との絡みもあるしえっちゃん巻だわ。でもえっちゃんとみゃーのの絡みは少なめ。

ラブコメ視点からいくと、白石さんには本当に頑張って欲しいんだけれど、今回全然頑張らなかったというか、クリスマスになんの動きも示さないとは。本作であんまりあからさまなラブコメやられても白々しいのは確かではあるものの、もう少し頑張ってほしかったよ白石さん。

にしても貴重なクリスマス回をワックの店員さんの話にするのはなんというか本作ならではかもしれないってかワックの店員さん準レギュラーやなもはや。

一方えっちゃんは白石さんと友情を深める他、太田との絡みがなかなか見もの。ってかむしろえっちゃんが一番ラブコメしてたよ。幼馴染な二人かあざといなもう。ってかえっちゃんはちょくちょくラブコメするあざとい可愛い。

あざといといえば莉乃は相変わらずちょくちょくとブラコンオーラ出しつつ、本人の前では隠しているが、隠し切れてるのって田中だからな気がする。好きなタイプは「お兄ちゃんに決まってる」んか莉乃…。

田中の異性ネタを引き出す志村

白石さんとえっちゃんもそうだけど、今回は同性間の話が多かったんだな。野郎どもでは、志村と加藤がよく絡む。特に志村。加藤は志村の相方でって感じだけど、志村は割とダイレクトに田中と絡む。そしてモテ道を極めんとする志村は、田中にも女の子の話を振るので、普段の田中太田ペアでは出てこない話になってなかなかよい。特に田中の知られざるフェチを引き出した功績は大きい。↓

ウダノゾミ, 田中くんはいつもけだるげ, 第6巻
ウダノゾミ, 田中くんはいつもけだるげ, 第6巻

↑師匠さすがです。志村も弟子入りしたらいいよ。白石さんのセクシーアピールを鋭くチラ見したり、そもそも芋版白石を見破ったのも胸のサイズだったし、健全に不健全な男の子やね!

クリスマスに太田と二人で歩きながらちょっと凹んでいたし、色気づいているのか、色気づいているのか田中。でも恋愛戦争頑張ったりは絶対しないんだろうなぁ。

ただなんだろう、太田以外の男子と絡んでいる時、ノリの違いからなのか、田中のだるさを吸収しきれていないからなのか、どうも違和感が。田中も一歩間違えると悪い意味で頑固に見える。なんだかそんな印象を受けた。やっぱ田中と太田で黄金コンビなんだろう

全体的にラブい感じはかなり薄かったのが残念っちゃ残念。あといつもの人たちのいつもの絡みが減ったのも。ノリ自体は割といつも通りで、というかこのノリを保つためにも人数が必要だったのかとも思うのけど。白石さんはもうちょっと頑張って。

しかしアニメ化…どうなんだろう。もう始まってるみたいだけど。全然そのへんの情報仕入れてないからわからんな。ストリーミングで配信されない限り見ない俺には関係ないか。Amazonにきたら見るけど。

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