『僕らはみんな河合荘』アニメ見終わった、わかってたけど進展せんな

Amazonプライムビデオで僕らはみんな河合荘のアニメを見終わったよ。けっこう序盤から丁寧に描いていて、端折ったりすることもなく、原作を素直にアニメ化した感じ。特にオリジナル展開もなく、何事も無く終わった。以下ネタバレ。

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世界に許されないまま終わった林さんと前村さん

最終話どうすんだろ、と思ったら前村さんの話か。宇佐くん林さん再会話に次いで胸が痛くなる話だ。読書を通じて友達出来たと思ったけど、ノリが合わなすぎて結局物別れ。誰が悪いというわけでもなく、単に「合わなかった」という。根暗孤独系美少女律ちゃんに、平気で人に写メ送って恋バナ大好き彼氏作りたくって仕方ないリア充女子はキツイわな。

こういうすれ違いは、インパクトは大きくないけれど、治りきらない小さな怪我みたいに、心の擦り傷になるんよなぁ。トラウマってほどでもないけれど、ずっと心に引っかかりとして残るというか。特に律ちゃんにしてみれば、初めて同好の士に出会えたわけで、そりゃもう嬉しかっただろう。その気持ちはすごいよくわかるよ。それで、結局性格が合わなくてっていう、物悲しさもわかる。あるわ。ある。でもどうしようもないんだよな。ってか律ちゃんやっぱり友達ほしいんやな。

ただ、律ちゃん視点ということを抜きにしても、なんぼなんでも前村さんちょっと強烈過ぎというか、これ無理って人は多かろう。勝手に写メを他人に送ったり、何も言わずに合コンに連れ込んだり、人のことを考えず、あまりに自己中心的である。そもそも、律ちゃんに近づいたのも友達とうまくいかなくて、とにかく誰かと一緒にいたかったから、いつも一人で趣味も近くてかつ綺麗どころ(重要!)な律ちゃんに近づいたのだろうし。あまり印象のよくない子。

とはいえ、一時とはいえ律ちゃんにとっては苦しくも楽しい時間を過ごせたことも事実。別に悪いことをしたわけではないし。実際そこまで悪い子でもなく、原作では後に再登場して、今度はもう少し落ち着いて、さきのことも反省したのか、合わないことを自覚しながらも律ちゃんのことをちゃんと見て接するようになるのだが、アニメではそこまで描かれず、ただのウキウキしたクソアマで終わってしまった

クソアマといえば、林さんも多少フォローが入ったとはいえ、全体的には感じ悪い女として、世界に許されないまま終わってしまった。律ちゃんにも言われたい放題だし。麻弓さんと彩花からガチでフォローを入れさせるような所業をしたわけなので、しゃあないんだが、個人的にはけっこう好きなキャラなので、ちょっと悲しい。

続きが見たいけど難しいんだろうなぁ

そもそも宇佐くんと律ちゃんほとんど進展してない。一緒に帰るようになっただけ。それだけ丁寧に原作を描いてくれたということなんだろうけど、そうすると12話ってのはまったく短いなぁ。原作自体が、今だにキスはおろか手つなぎすらしてねぇ。オリジナル展開もなく、本当に原作通り遅々として進まなかったという。別にオリジナル展開が見たかったわけじゃないけどさ。アニメのオリジナルってだいたい変な話になるのが常だし。でもこうなると、もっと先まで、みたいなやっぱり。

アニメ文化にゃ疎いけど、DVDが売れなきゃ続きもないってことは知っている。どうなんだろう、売れたのかなこれ。調べてみて数値見たけど、これが多いのか少ないのかさっぱりわからん。ただ、話を聞く限り、やっぱり少ないみたいだ。

ラブコメ漫画としては鉄板だし最高だと思うけど、今のアニメ的な流行りじゃなかろうしなぁ。ってか河合荘でダメなら、ラブコメのアニメって相当厳しいんだなぁ。河合荘を好きな層とアニメのDVD買う層はけっこうずれがありそう。俺もちょっと買わんし。応援したいけどねぇ、アニメのDVDってなんであんなに高いん。そんなに何回も見るもんでもないやろ。アニメオタクじゃなけりゃかなりキツイ。わかっちゃいるんだろうが、他にアテもないんだろうなぁ。Amazonプライムビデオみたいなストリーミングサービスに加入することで、幾ばくかの収入にはなってるのかな。もっと、広く薄くお金を集められたらいいのにな。作ってくれるんだったら、投げ銭でいくらか払うぜって人はけっこういると思うんだけど。クラウドファウンディングみたいなのは無理なのかしら。

アニメで麻弓さんのクソ童貞シーンを見たいのぅ…。

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