ドチャクソ癒やされるなこの漫画。あー癒やされる。
やはり中学生であった。中学生ラブコメええなぁ。小学生みたいやけど。考えてみると太田はツンデレ男子の一種なんだろうか。
それにしても、「照れてる」とか「驚いてる」とか文字で書いちゃうのは、漫画としては勇気のある表現手法だよな。多分狙っていると思うが。以下2巻感想。俺もこんな二人を公認したいだけの人生だった。
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安心設計のいちゃいちゃラブコメ
いやー、2巻もいちゃいちゃしてた。よかったよかった。癒やされたわ。
まぁ安心のラブコメだよね。何が安心って、表紙で「照れてる」とか思いっきり書いちゃうところだよね。小説でもそこまでストレートな表現しねぇぞってのを、漫画で文字にして表現しちゃうわけよ。これある意味漫画の否定とも言える表現の仕方だと思うんだけど、そんなことよりもわかりやすさ優先なわけだ。解釈の余地なし、誤解のしようもねぇ。
……いやね、これほんとにどういうつもりなんだろう、とは思うんよ。狙ってやっているとは思う。だってさ、「照れてる」「一生懸命」とか文字表現て、それ漫画の意味ある?って普通は思うやん。小説だってこんなストレートに書かねぇ。照れている、ということを照れていると書かずいかに表現するかが小説だ。だから、漫画としてこれは狙った表現のはずで。
で、もしこの矢印の解説がなかったらどう思うのかな……というと、なんだかなけりゃないでわかる気がするんだよね。ラブコメ文脈的に。まぁそうだろうな、って。
いや、多分それはそうなんだろうな。表紙を見ても、「照れてる」なんて書かれるまでもなく、それは読者にとっては自明なことだ。それをあえて文字でにべもなく書く、というのはユーモアなのだろう。
実際、柏田の表情が本当にどう解釈してよいか微妙なシーンでは、矢印の心情解説はされない。せいぜい背景のトーンで語るくらいだ。一方、読者的にまぁまぁ自明と思える文脈では、心情解説はされる。それはまぁ、そういうことだろう。
メインカップルはよいが
まーそんなわけで、太田と柏田は一切の誤解の余地なく本巻でもイチャイチャしている。よかったよかった。二人がクラス公認であることはちょっとしたシーンでもわかる。

俺もラブラブかよって囃し立てたい。
まぁ周囲からそういう目で見られているのはもちろんだが、二人もそれなりに自分たちの関係を自覚している。なので、バレンタインなどはお互い自意識過剰になるよきイベントである。

↑バレンタインの一シーン。これだけで幸せになれる。バレンタインとか現実世界ではなくなって構わないけどラブコメ世界にだけは残してほしい。思春期ラブコメいい……。性の目覚め……。

思春期だけどベッドの下にはなにもない。
太田の部屋で呼ばれた時、速攻でベッドの下を漁る案外アグレッシブな柏田さんが探しているのは当然アレだろう。これはなにげに彼女もまたそういうのに興味があるお年頃であることを示しているわけだ。
ところで太田はこの後アレな本より恥ずかしいものを柏田に見つけられるわけだが、恐らく柏田が本来探していたアレも持っているのだと思うが、今どきの男子中学生はそういうのデジタルで持っているんじゃなかろうか。アナログのやつはリスクばかり大きい。それに、デジタルのほうがいいもの多いでしょう。なので柏田は太田のスマホをチェックしなくてはならない。
……などという具合でメインカップルはよかったが、新キャラというか、サブキャラ全般についてはまぁ正直賑やかしかな。田淵は太田の友達とフラグたったかと一瞬思ったけどその後はそんなこともなく。新キャラも出たけれど、彼女の登場によって既存の人間関係に特に変化も見られず。
ってことで、ちょっとどうなるかなと思っていたけれど、メインカップルは素晴らしいものの、周囲についてはまぁ、という感じ。
薄い本が厚くなれ
でもいいよ。全然いいね。太田と柏田だけでニヤニヤできるから。ってか、すげー下世話なこと言っていいか。
この二人の薄い本が読みたい……。
柏田さん絶対マグロやろなってか何していいかわからんないだろうし、そんで太田君はプライド高めで力んじゃうタイプだと思う。ってことで、張り切って空回りして慌てふためく太田の姿目に浮かぶ。
でも柏田さんは太田と一緒に入られるだけでも嬉しいわけで、まぁ察しがいいほうではないから、なぜ太田が焦燥しているのかはわからないと思うんだけれど、でも太田がなんか焦ってるってことだけはわかるはず。で、無表情だけど言葉は案外アグレッシブな柏田さんは、さらっと愛の一つでも囁いて自分で言って恥ずかしくなって太田君も撃沈して二人でベッドの上で悶えたりするんじゃないかとかなんとか、こうね。
まぁこの漫画薄い本とかないと思うけど。妄想膨らむよねっていう。
ってことで3巻も楽しみに読みますわ。
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