あら可愛い表紙。綺麗なサトルと綺麗なカコ。どっちも今のほうが素敵やな。
この漫画面白いんだけど、4巻で終わっちゃうの悲しいなぁ。ちゃんと人間のヒロインも出てきてパンツ見せたり尻見せたり。なのに肝心のカコ様は反重力スカートで許されざるよ。
以下感想。
ニセ探偵
まさかのサトル君転校。女子校に一人入学する男というまさかのチアチア展開。しかし主人公が主人公なので特に色っぽい話はないのであった。
そして転校の際、前の学校で命を助けたやつと友達フラグがたつも、フラグに気づくことすら無くぽっきりと折り、しかもそのままそれっきり。これ他の漫画なら親友になってるくらいのやんか……。恋人フラグを折るのは漫画じゃよくあることだけど、友達フラグを折るって根っからのぼっちか。
サトルの過去を思えば、誰かと親しくなるのを避けているのか。巻き込みたくないという気持ちもあるし、巻き込んでまた離れられるのがいやだっていうのもあるだろうし。それだったら最初から突き放してしまったほうが楽だわな。頑なに引っ越さないのは、カコ様の言うとおり家族を未だ待っているのか……ちょっと待ってそういうの俺弱いからやめて。胸めっちゃ痛む。
そんなサトルにひどい言葉を投げかけるのが、同じく見えている冨良野警部である。死と引き替えにしか事件を解決しないニセ探偵だと喝破する。うーむ、ニセ探偵ってのは、最初に答えを知っているという意味くらいに思っていたのだが、それを「死と引き換えに」という表現はかなり強烈な表現だ。正直そこまで強い意味だとは思っていなかった。でも確かに、サトルの能力的に、まず誰かが死んで初めて動きがある。うーむ……。
正論であるし、だからサトルも特に反論はしないのだが、それを命懸けで戦い、その結果入院してベッドに臥せている奴に向かって言うのか。しかもあんたらの依頼なのに。おまけにキャリアで警部ってサトルよりだいぶ年上だろう。サトルは高校生だぞ高校生。しかもかなり訳ありの過去を持っている。
だからこそ、言いたいことだけ言って去っていった冨良野に対し、サトルに代わってカコ様が憤るのである。
カコ「ちっ 勝手な事を言ってくれるぜ あのチビスケは何も分かってねぇんだよ
こいつはな 子供の頃既に心が砕け散ってしまっているんだよ
警察に協力する事でかろうじて自分を奮い立たせて生きてる状態なんだ…!
なんだかよくわからない正義ってやつが
サトルをギリギリでこの世界に繋ぎ止めているんだよ…!」
カコ様……。冨良野の言うことを否定するわけではない(というか正論だし)。だがカコはサトルのことをよく理解している。たとえ欺瞞と言われようが、偽善と言われようが、誰にも理解されなかろうが、自分のなすべきを道を、子供にはあまりにも残酷な道を自ら選択し、今ここにいることを知っている。サトルが懸命に生きていることを知っている。
そうしてカコは、「お前には私が必要だ」とサトルに言う。もはや二人は、ただ力を利用し合うだけではない。心も体も、深いところで繋がり分かり合っているのだろう。
しかし、本当になんで冨良野警部はわざわざあんなこと言いに来たんだろう。何も病人に向かって言わなくてもね。サトルのやり方は確かに本質的な解決には至らないかもしれないけれど、現実に多くの人を救ってもいる。前の学校の先輩もそうだし、兄の殺人容疑を晴らしてもらった銀杏もそうだ。それは何も悪いことじゃないし、冨良野警部もわかっているだろうに。互いに似た能力を持ちながら、別の道を選択した者として、言わずにはいられなかったなにかが彼女にもあるんだろうか。
ヒロインいっぱいだけどカコ様がやはり
サトルの善行の積み重ねあってか、ここにきて救ってきた中の女子と一気にお近づきに。
に、人間……年頃の人間のヒロインだと……。どっちもおっぱいさん。そしてパンツ見せたり尻見せたりサービス精神も旺盛。あー、こういうの出てくるんなら、やっぱりカコ様とサトルは恋愛的には違いそうやなぁ。カコ様元の姿は別だしなぁ。ぐぬー。
それで、能力は右・沢角みさきが幽体離脱で左・銀杏が直接バトルの肉体派……うーん銀杏っぽい。お話も銀杏のほうが断然ドラマチック。みさきはパンツ見せ要因……カコ様パンツ見せてくれないし。
幼い頃のサトルを見て「食べちゃいたいぜ」とジュルジュルいわし、弾痕と聞いて「男根?」と聞き返す高貴さの欠片もないカコ様マジ素敵だけどパンツだけは見せてくれない鉄壁。でもサトルの位置からなら見えてるんじゃなかろうか。みさきの水玉パンツに反応していたしカコ様パンツにも反応しないかなサトル。
とかなんとか言ってたら次で最終巻。早いなー打ち切りなんだろうか。面白いのになー。
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