『ねじまきカギュー』1-3巻感想:ヒロインがボッコボコにされるラブコメ、鋼鉄のパンツを添えて

実は積ん読していたシリーズ。俺の生徒に手を出すかもしれない地獄先生。地獄先生というか地獄生徒。もはやどこまで読んでいたかも覚えてないから1巻から読むしかない。何も覚えていないが、ところどころ何かがフラッシュバックする感覚がある。

でも多分割と序盤で止まってると思うんよな。というのも、正直本作はどういうテンションで読めばいいのかわからなかったからだ。今の自分でもけっこう「なんだろうこれ」みたいな感じで読んでいるので、昔の自分にとってはなおさらわからなかったのではないか。

ってか昔の集英社はそういえば電子書籍なっかなか出さなかったなぁと奥付け見て思い出すなどした。以下1-3巻感想。ボコられヒロインいいよね。

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集英社は電子書籍に積極的ではなかった

当サイトは俺のパーソナリティを全面的に反映しており、10年前の漫画をまるで昨日発売されたかのように平然と取り上げるみたいなことを散々やってきたのだが、そういう意味で今回は当サイトらしいっちゃらしいかもしれない。2011年1巻刊行のねじまきカギューをいまさらレビュー。まぁ2011年とか実質昨日だからオーライ。

しかし奥付け見るとデジタル版刊行が2014年になっており、そういえば集英社が電子書籍をきっちり出すようになったのはここ数年のことだったなぁと思い出すなどした。かぐや様でさえ、電子書籍は紙で発売されたから一ヶ月後など、無駄で無意味なことをされていたものだ。おかげで君は淫らな僕の女王とか当時電子書籍版がなかったために散々探し回されたりなどした……。たしか中古で定価とほぼ変わらんような値段だったのをようやく見つけたんだよなー……。

あれから10年以上たち、ようやく集英社も時代はデジタルだったのかと気づいたようで、今は電子書籍化されるのが当たり前だが、当時はそんな感じだったという恨み節は残しておきたい

バトルラブコメどうでしょう

さてここまでねじまきカギューの話を一切していないのも当サイトらしいっちゃらしいかもしれない(そればっか)。作品によっては9割方愚痴みたいな記事も多々あるしヘーキヘーキ。

まぁなんでそうなるかと言えば、作品の内容そのものに対して何を言うか困るっていうのは正直ある。本作もその一つで、外形的にはラブコメなんだが内容の8割はバトルなもんで、どうしたもんかなっていう。ただそのバトルも結局のところは想いの強いほうが勝つ的なあれで、とどのつまりは動きのある口喧嘩タイプ

まぁ一言でいえば、人間の複雑な感情をバトルに落とし込んでいる。個性とかなんとか言ってるけど結局バトルっていうアレ。

まぁ複雑な世界の事象を一つの軸に射影して評価してわっかりやすくするというのは漫画ではよくあることで、そのわかりやすい軸の一つがバトルなのだ。あらゆるものをバトルの勝ち負けに落とし込む。バトルものになるとさらにわかりやすくするためなのか、何かしらの数値……それは戦闘力であったり、懸賞金であったり、そういうものに数値化されていく。特にジャンプ系はその傾向が強いように思う。まぁこんな感じなので、捻くれた俺は昔からジャンプ系とはあまり相性がよくないようだ。

オリハルコンパンツ

にも関わらず詰んでいたのは、やっぱり気になるところがあったからなのだろうか。本作は難あり女子にモテモテのカモ先生と強くて可愛い再会型幼馴染みカギューちゃんの物語だが、ハーレム系という感じはなく、ライバルヒロインたちがカモ先生xカギューちゃんのカプ厨化していくというのが、ラブコメ的観点だと面白く感じられるかもしれない

他にラブコメ観点でいうと、ヒロインがボコられるのが特徴か。服なんかどんどん破けるよ。これは鎧は壊れるのに何故か女子の薄着は絶対に破れない少年漫画に歯がゆさを感じていた諸兄に朗報。むしろなんなら積極的に破れていく……のだが、肝心のところが破れない。胸回りの破れ方は逆にフェチだし、パンツに至っては完全に鋼鉄。まぁパンツの謎の防御力はエロ同人ゲームですらありがちなので、現代社会のパンツに寄せる信頼は厚いと言える

ヒロインがボッコボコにされるラブコメというと当サイトで取り上げた中ではNOT LIVESあたりが思い浮かぶ。あっちもパンツは鉄壁だった気がする。

他にかつて大流行したみんな大好き伝説のタカヤなどもあったりする。

このへんはけっこうフェチ入ってると思うが、良い人には良いのではなかろうか。

ロケットでつきぬけろ!

ということで詰んでるので読んでいくつもりではあるのだが、それにしても今さら感があるので駆け抜けていきたい所存。

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