『かぐや様は告らせたい同人版』1-2巻感想:エロ解禁(エロいとは言ってない)

原作 赤坂アカ, 漫画 茶菓山しん太, かぐや様は告らせたい同人版

本編であったらいいなを描くエロ解禁のスピンオフ……という触れ込みで始まったのだが、そもそもかぐや様読者層にエロを求める人っているんだろうか。少なくとも俺は求めていない。スピンオフは嬉しいけど圧倒的コレジャナイ感。

あまり支持されなかったのか、2巻はもはやエロ関係ない設定改変パロディが多くなり、清く正しい全年齢向け同人になっている。そうだね、エロ解禁したと言っただけで、エロいとは限らないよね。

まぁ原作のイメージもあるし、色々難しいのだとは思う。パロディならヒロイン早坂でもいいよね、ってのは良い意味で同人っぽくてよかったな。しかし……以下1,2巻感想。

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誰が望んだ、エロ解禁

かぐや様は告らせたいのエロ同人を描いていた人を捕まえて、公式にエロ解禁のスピンオフを描かせたという驚き企画。企画としては、すごく面白いと思うのだけれど……。

しかし……実際のところ、エロを求める読者ってどれくらいいるのだろうか。ラブコメ好きって別に必ずしもエロ求めないというか。特にこの手のCP固定のカップル系は、いちゃいちゃが求められているのであって、エロが求められているわけではない。ってか、だから原作はめっちゃ売れているわけでしょう。なんだか、編集部にそこらへん誤解されている気がする。

赤坂アカ, かぐや様は告らせたい, 第9巻
かぐ告"同人版"を知った時の俺の心境

正直に言うと、「わかってないなぁ」が第一印象である。藤原書紀のこのコマがまっさきに頭に浮かんだわ。ほんとこれ。

それは原作者さんや本作の作者さんが悪いわけじゃなくて。企画された側なわけだし。だからまぁ、編集部はなんでこんな企画をしたのだろうか、っていうところなんだけれど。。。いや、確かに企画としては面白い、面白いのだが……しかしこれが求められていると思えないし、下手したら原作にも悪影響ね?みたいな……。

いやまぁ、エロいのがいけないってわけじゃないんだけれど。原作は安易に性的な展開にしないところが魅力の一つではあるものの、もうちょっと色っぽい話で読者サービスしてくれてもいいかもね?よしスピンオフでやっちゃおう、って感じだったのかもしれない。

エロいというより…

とはいえ、変にエロい話やって原作のイメージが落ちてしまっては、何が何だかわからない。公式である以上、かなりの制約が作者さんには課せられたのだろうなと思う。パンチラとかアイスを舐めるあざといポーズとか、見た目上の読者サービスがちょっとあるだけの中途半端なエロさ。……ってかこう……なんといいますか、全体的に、エロいというより品がない感じで……うーん……。

いちゃいちゃ分が足りない

そしてこれが致命的だと思うのだけれど、いちゃいちゃ分が足りない。もっとちゃんといちゃいちゃしてほしい。いちゃいちゃの仕方がいつもよりちょっとエロい分にはすごく嬉しいから。でもいちゃいちゃ分が足りない。

なんかなぁ。作者さんの方向性が違う気がするんだよなぁ。ちょいエロとして見ると、マセガキと水鉄砲遊びして濡れ透ける藤原姉妹の話が一番それっぽい感じがして、一つのそれ系の話として面白かった。本当は、こういう全方向性のちょいエロ話が一番作者さんが力を発揮できるような話なんじゃないのかなぁとか余計なことを思ったりなんだり。

でも、こういう話を求めているわけではなくて。いちゃいちゃしてほしいわけで。ってかソフトエロ系の漫画でも、エロスのターゲットが誰かってかなり気を使う問題で(多くのラブコメでラッキーすけべは基本的にカップリング候補以外NG)、まぁ藤原姉妹ということで通ったのだとは思うが、他キャラじゃ許されないやろなぁ。作者さん、別にカップリング好きってわけじゃないんじゃなかろうか。うーん。

同人ならヒロイン早坂でもいいわけだ

制約の中でエロを表現するのが難しいからなのか、はたまたあまり支持を得られなかったからなのかわからないけれど、2巻はメンバーを使ったお伽噺のパロディなど、方向性が大きく切り替わる。なんだったら原作よりもエロくない。たしかにこういう同人あるよね。安心の全年齢向けギャグ系同人。エロ解禁とはなんだったのか。とはいえやっぱり微妙だなぁというのが正直な感想で。

でも、幼稚園パロディはちょっとおもしろかった。なぜか会長が教諭の立場で、「アレ?園児な会長・かぐやの嵐を呼ぶ恋愛じゃないんだ」と思ったのだが、なんと同僚ポジションに早坂愛を抜擢。そうか、パロディなら設定次第で自然に白銀×早坂にできるんだ。これは早坂好きには嬉しいんじゃなかろうか。早坂が誰かとよろしくするなら、やっぱり会長だよなーと思うけれど、会長はかぐや以外ありえない。だがこの幼稚園設定ならば、背徳的にならず白銀と早坂をくっつけられる。これは嬉しい試みだよね。

本編と違うCPは同人の良い趣ではなかろうか!そういう意味では、石上と小野寺とかマイナーCPの話と考えると嬉しいかもしれない。本編でやっちゃうと、意味が重くなりすぎるからね。そんなマイナーCP話も、同人なら許されるよね。しかし、石上絡みならば伊井野は外せないと思うのだが、なぜか石上×伊井野の話がほとんどない。公式である以上、王道あってのマイナーだと思うんだが……。うーん……。

素材と調理方法が合っていない感

関係性が原作とちょっと齟齬がある気がする。いや、ベースとなるキャラの性格自体もちょっと違うんじゃないなぁ。幼稚園の話にしても、舞台設定自体は面白いなーと思ったものの、白銀のキャラが「スタンフォード目指していた」以外に残ってないし。ああいや9人子供欲しいネタ使われてるか。まーでもなんかただの先生だし。それを言ったら早坂のほうもそうなんだけど。設定を大胆に変えるパロディだからこそ、もっと原作のキャラクターを大事にしてほしいと思ってしまった。

せっかくの素材が、ちゃんと調理されていない感じがする。というより、作者さんが得意とする調理方法と素材が単に合っていないのかもしれないなー、とか、そんなことを思いました。。。カップル的な話が好きってわけじゃないんだろーな。。。

しかし、連載に至った経緯を綴るあとがき漫画の続きは気になる。あとがき漫画のほうが面白いんじゃないか疑惑。内容より巻末の作品語りや、なんだったら日常エッセイが面白い同人って、けっこうあるよね。そんな感じ。

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