『異種族レビュアーズ』3巻感想:私は貝になりたくない

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3巻も楽しかった。けっこう早々とアニメ化したんだねぇ。

内容的には1,2巻と大きく変わるところはない。なのでいかに作品の内容が面白いといっても、このままいくとマンネリズムに陥る可能性はあるし、人によってはこの時点でもうなっているかもしれない。自分は未だなお予期せぬ体験などが描かれているので面白く感じられたが、この調子で4,5...と続いてくとどうかなぁ。

ただレビュアーズの行為そのものに対してもの申すものが出てきたのは、展開の変化と言えるかもしれない。まぁそっちに言っちゃうともう異種族云々から逸れかねないので難しそうなところではあるが。

レビューって難しいよね、といいながら4巻感想。俺は一応感想とレビューを区別して使ってるけど、本質は大して変わらないよ。

目次

貝になりたくない

いやー、今回もいろんなプレイがあったけれどあれだね、水槽回はちょっとキツかった。いくらビジュアル補正かけられても、どうしても想像しちゃう。巻き貝がね、無理でした。現実に存在する種なだけに、生々しく想像してしまった。伊藤潤二じゃねんだからよぉ……。自分、軟体系苦手なんですわ……。甲殻系は割と平気なんだけどな……。

単なるエロってだけならね、もうこの歳なんで相当耐性あるし、触手はもちろん、文字列だけでおぞましい獣姦やら蟲姦も平気のへーざなんだけど、軟体は苦手。ほんと無理。しかもこれその種族の雄になるってパターンでしょ。いくら美的感覚も変わるとはいえ、キツいなー。あと蛇も苦手だわ。多分ああいう細くて長いのがにょろにょろしてんのが許されないんだろうなぁ。ってかあの進化の仕方はおかしい。蛇、長すぎる。

メイドリーは睨む姿が可愛い

その他の風俗プレイは、まぁそんなでもなかったかな。ってかちょっとマンネリかも。プレイそのものよりも、初夢回で「自分の夢を見たのではないか」とジト目で疑うメイドリーが可愛かったことのほうが印象深い。ヒロインいるとなんだかんだで強いよね。恋愛的にはどうにもならなさそうだが(最初はちょっとスタンクに気がある素振り見せてたのに笑)。

レビューの本質

まぁ本サイト的に一番思うところがあったのは、やはりフェアリーさんのいうレビューについての言葉だろうか。まぁ仮にもレビューサイトの管理人なのでね、色々と思うところがあるのだよ。

アレの点数なんてよ
所詮種族個人の好みの問題でしかねーわけだろ?
目先の合計点なんざ大した指針にもなりゃしねぇ
レビューに必要なのは正確な情報と正直な感想だけさ
違うか?

異種族レビュアーズ 3

何も違わない。レビューの根幹を完全に言い当てている。

レビューサイトでは必ずといっていいほど点数制が採用されているが、当サイトは点数制を取っていない。点数は確かにわかりやすいんだけど、漫画は結局好みの部分が大きい。と言いつつ、点数がまったく役に立たないわけでもない。というのも、好みを超えた出来不出来というのもやはりあるもので、そういうところは点数に反映されるからだ。それは事実だ。でも一方で、出来不出来を超えた好みも確かにあり、そして本当に重要なことは、その主観的な評価のほうだ。

つまり僕が点数制を採用していないのは、点数がアテにならないからというよりはむしろ、点数なんかに影響されてほしくない、という気持ちが大きい。これは自分自身もそう。これはレビューをやるとわかるが、自らがつけた点数や書いたレビューの内容に、自分自身が影響されることは非常によくある。

また、本サイトは正確な「情報」については重視していない。基本的には内容の詳細に触れない。これもいくつか理由があるが、一番大きな理由としては「たいへんだから」がある。というかそれ書いているだけで記事終わっちゃうし。楽しくないし。っていうか読めばわかるだろ(身も蓋もない)。情報は誰にとっても同じ物だ。本サイトは情報に価値を見出さない。Googleとは違うのだよGoogleとは。

本サイトが重視するのは、人によって見え方が異なりそうなところの解釈や、俺自身の感情、つまり正直な感想ということになる。

……しかし、本当に正直かと言われると、実は若干口籠もるところがある。もちろん嘘は書いていないが、その表現の仕方に気を遣ったところは本当にないのかといえば、これはあると言わざるを得ない。というより、実感としてはめちゃくちゃ気を遣っている。まぁもしかするとそう見えないかもしれないんだが、気遣ってるんだよマジでこういう時代だから誰にでも見られるからほんとに。

そしてこれは点数制を採用していない理由の一つでもある。「この漫画は0点です」なんて、言えるわけないだろーよ……。スタンクたちが実在の店についてきっちり点数つけられているのは、かなり勇気があるし、腕に自信のある冒険者だからこそできることだろー、とも思う。3巻には、レビューに異議ありとするインキュバスが登場したけれど、今後はもっと強烈な形でレビューに反駁する人も出てきたりするのかね。または、レビュー対象店からの妨害とか、レビュー買収しようとするやつとか……。レビューはもうそれ自体がジャンルなんです。恐ろしい。

本作は10点です。

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • ちょい補足なんですが、カドコミで見れる最新話の81話はラブコメ…というかフラグ的な意味で今見てみても面白いと思います。一応ストーリーの横軸は4巻以降少しあるんですがこの話関係ないので。スタゼルに初めておや…?ってなりました。

  • 更新お疲れ様です。

    アニメ化されたのはこの巻までなんですが、漫画ではカットされることが多いプレイ中の映像がアニメでは補間されていたりします。具体的にはTS宿でのプレイ(スライム触手にやられてるTSゼル)とか…なんで放送できたんでしょうね?w

    あと興味深かったのは腐の人にスタゼルが中々刺さったという噂です。へえーって感じでした。

    クリム君に関しては本編中でまだ言及無かった気がするんですが、この作品原作者のパイロット版がありまして、それと同じなら天使の種族特性としてオラオラ系の対応をされるとメスの部分が、なよっとした対応をされるとオスの部分が強く出るという話が出ています。ハイエナお姉さんにドハマりしたのはその辺が理由だと思われますね。

    • へー、アニメでむしろ補完なんてあるんですね。それは珍しい。アマプラにあったら見ようかな?と思ったけど1話のみで残念

      クリム君は作者さんの性癖めっちゃ出てそうだなぁと思います。

      腐女子の皆さんはどこにでも出てくるのですげぇですよ。あのカバー範囲の広さは素直に感心します。

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