『異世界行ったら、すでに妹が魔王として君臨していた話。』1巻感想:漫画の色々な売り方

根田啓史, 異世界行ったら、すでに妹が魔王として君臨していた話。 1, 2019

なんかSEO意識しすぎたブログみたいなタイトルでうーんと思ったんだが、Kindle Unlimitedにあったので読んでみた。

と、わざわざ書いたのは、どうやら本作は種々の媒体で発表されているようだったので。商業出版しかまともなマネタイズがない漫画業界において、積極的にWebを利用して、商業としての漫画の在り方を模索しているのは好感が持てる。

というのは漫画に直接関係のない話なので置いといて、内容は年の差兄妹異世界もので、内容自体はタイトルそのまんま。兄妹の関係は、歳が離れた仲の良い兄妹という感じで、色恋に発展するタイプではないぬるい近親系か。

表紙は兄かなと思ったら妹のほうだったわ 笑。以下1巻感想。

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テンプレ感はありつつも

タイトルがあらゆるキーワードを詰め込んでみた感満載で正直良い印象がもてなかったのだが、じゃあなぜこの漫画を手にとったのかというと、Kindle Unlimitedで読めたことと、この手のものにしては珍しく表紙が男主人公に思えたことがきっかけだった。まぁ、実際には表紙は妹の兄であるところの主人公ではなく、妹そのものだったのだが。まー読み始めたらきっかけなんてどうでもいいことではある。

内容的には、歳の離れた色恋まではいかない程度の兄妹もの。と同時に、異世界らしいファンタジーものでもあり、世界観もけっこう作り込まれているようだった。……まぁ自分はそういう世界観の説明みたいなのはほとんど読み飛ばすタチなので、あまり把握できていないのだが。

というか妹(しかも小学生くらいの年齢)が最強の魔王という時点で、正直言うと世界観に入り込もうという気にはあまりならないのも事実。いや、だってさ、異世界で妹で魔王ってさ、そう言われたらさ、なんかもうお腹いっぱいになって、これ以上入りません!ってなってまうやん。妹なんでビキニスタイルやねん。お腹のお肉にフェチを感じる。

なので期待値はぶっちゃけ低かったのだが、それなりに読んで楽しめたのは、隠れドMの変態幹部さんのおかげかもしれない。というか多分彼女がラブコメ担当なのだろうな。まぁ彼女と主人公の組み合わせも、クッコロ系女騎士と特に何かする気はないオーク、というフレームワークなので、今となっては別段珍しくもないかもしれないのだが……。

漫画の売り方

ということで話の内容自体はまぁ案外楽しめたかなぁと思いつつ、ではたとえば本作が660円の電子書籍だったら買うか?と言われたら恐らくポチらないだろう。

だがそのことは、ひょっとすると作者さん自身も自覚しているのかもしれない。というのも、本作は売り方も含めて模索しているらしく、正直最後の裏話的なところが一番面白く感じられた。もう紙の雑誌の時代じゃないよね?と。俺もそう思う。

なのだが、なんだかんだいって商業連載された作品の単行本を見ていく、というのは一応フィルタをとおしているだけあって一定の品質はあるものが多いので(まぁアレなのも多いけどさ)、金のことを気にしなければ楽な媒体なんだよなぁ。

なので、本作のようにKindle Unlimitedに出張する、というのは俺みたいなやつを取り込むのに一つ有効な経路だと思う。売りを作者さんがすべて一人でやるのはしんどいから、それをサポートする会社が出てくるのもごく自然でいいと思うし。

同じように2巻がUnlimitedで出るようであれば、読むと思う(でもSpotifyとかでArtistが悲鳴あげてるのみると、○○放題系は多分もっと高くないといけないんだろうね……)。

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