『虚構推理(漫画)』1-2巻感想:表紙見てピンときたなら買いの化け物カップル

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原作 城平京, 漫画 片瀬茶柴, 虚構推理(漫画) 1, 2015

原作は未読なのだが、表紙に惹かれてポチる。そして素敵だったので10巻ほど一気にポチった(現在はもう11巻まで出ている)。

原作のイラストと漫画の人が同一らしく、しかも漫画については原作者さんはあまり関わっていないらしいのだが、かなり良いコミカライズ

推理という言葉がタイトルについているが、どちらかというと妖怪変化、ファンタジー色のほうが強めに見える。アニメ版ゲゲゲの鬼太郎的な。

でもって割とラブい。今カノvs前カノの対峙とか燃える。このサイト的にはそれが一番のポイント。ラブコメセンサー持っている人が表紙見てピンときたならいける。以下1-2巻感想。

目次

これは良いラブコメ

例によって原作未読で、というか原作があることも知らなかったのだが、表紙になんとなく惹かれてポチった。この気持ちはラブコメ好きならわかるだろう。男女一対の表紙という時点で相当に期待できる。それに推理もの……となればコンビプレイがあるわけで、これはよいものなのでは?……と。もう絶対に協力プレイする感じのオーラ出してるやんこの二人

で、読んでみたら推理ものという感じではなかったのだが、それはそれとしてラブコメ的にはなかなかの当たりだった。主人公にしてヒロインの岩永琴子がとても可愛い。そしてヒーロー役の桜川九郎くんはキレイめ男子……と見せかけてけっこうな難物である。二人共キレイな外見をしているのだが、実のところ人間離れしたあやかしの類であり、化け物カップル。こういうの好きだわ。好みだわ。

ラブコメ分強いんだよね。だいたい物語自体が、岩永琴子が桜川九郎に一目惚れするところから始まるし、まぁ九郎くんはその時彼女がいるのだが、別れるまで待つ系の粘着系女子ということでハッピーハッピー。まぁその後、岩永琴子は九郎の元カノ・サキさんと対峙する三角関係な展開もあるのだが……。

原作 城平京, 漫画 片瀬茶柴, 虚構推理(漫画) 1, 2015

前カノvs今カノ。しかも二人共全然違うタイプ。このシーンだけでも「あ、全部ポチろう」ってなる。前カノに喧嘩売る今カノってあんまないよね。お嬢様な見た目に反してけっこうアグレッシブな岩永琴子。

ちなみに琴子はこの時既に九郎くんにより貫通済みっぽいんだが、九郎くんの琴子に対する対応を見ているといったいどういう成り行きでそうなったのか……。デートの写真が彼女に合わせて実はあんまり楽しくない彼氏感が出まくっていてつらい。目が死んでる……。

まぁ今のところ推理らしい推理はしていなくて、っていうか基本的に裏ルートから情報を仕入れている感じなので、どちらかというとファンタジー的なんだが、この後だんだん推理ものっぽくなっていくらしい?まぁ俺は九郎くんと琴子ちゃんが見られたらそれでOKです。

良いコミカライズ

本作は原作小説のコミカライズだが、かなり良い感じのコミカライズである。まぁセリフまわしなんかはいかにも原作がありそうな小粋な会話だったりするのだけれど、全体的にはせいぜい原作付き漫画で、コミカライズではないよと言われたらそうなんだと思ってしまうくらいに漫画らしい漫画。当たりコミカライズだね。

そもそも原作のイラストとコミカライズ作者が同一という時点でけっこう珍しい。原作者さんもコミカライズについては基本おまかせ、というスタンスのようだが、これは原作者さんとコミカライズ作者さんの間に信頼関係があってこそなのではなかろうか。であればこそ、コミカライズ作者さんも思う存分漫画として再構成できるのだろう。

良い作品なのだわ。いつか原作も読むのだわ。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • あの態度でどうやって貫通したのか?
    1・貫通までは普通のバカップルだったけど搾り取られて敬遠するようになった。
    2・乱暴に扱えば気持ちも覚めるだろうとレ〇プしたが堪えなかった。
    3・単純に他人に話すもんじゃないと思ってるだけでベッドではラブラブ。
    このくらいは考えられるんじゃないですかね?

    • 九郎先輩の好みは姿も性格も六花さんなので、理想と真反対の岩永琴子に対しては、最初から死んだ魚の目でデートしていたんじゃないかなーと。
      紳士ですし、乱暴もしないかと。
      それに、なんだかんだで九郎先輩は岩永琴子をとても大事にしています。
      つまり二人はバカップルでありラブラブといっても虚構ではないような気がしなくもない。ベッドでラブラブかは知らない。

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