王道の少年漫画。強すぎるドルオタと勇者を目指す元アイドル、という奇抜な設定なのだが、話自体は努力友情勝利のコテコテのバトル系少年漫画。
最初こそ、設定の目新しさから面白く読めたのだが、やはり話が進めば本質的なところが目立ちだす。で、この漫画の場合は王道の少年漫画ノリこそが本質と見える。それはあまりにもコテコテ。設定として、今っぽくアイドルネタのガワをかぶせてみた、というような感じ。
話自体は悪くないものの、さすがに30超えたオッサンが読むもんでもなかった。以下1-4巻感想。5巻が最終巻ではあるが…。
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めっちゃ少年漫画やん
えーと、なんで読んだんだったかな…。たしか1巻が期間限定かなんかで、読んでみたらまぁまぁノリもよくて楽しめたので、古本で仕入れたものの、届いた頃にはなんだか色々忘れていて、そのまま数ヶ月…いやもっとか、まぁだいぶ長いこと放置のよくあるパターンですわな。
やけに強いドルオタが、勇者目指して世界を救うためにやめるアイドルのガードになる、というなんだかよくわからん話なのだが、設定は奇抜であるものの、話の筋自体は王道の少年漫画である。読んでいるとワンピースとか思い出す。
最初こそ無駄に強いドルオタが面白かったんだが、まぁネタとしては出オチ感があり、また後半になるにしたがって監禁だの暗殺だのとシリアスな話が出てくるものだから、結局はよくあるバトル系少年漫画に落ち着いてしまった感じだ。バトル系少年漫画に、アイドルものの設定を無理やりかぶせただけのように見える。
話自体は悪くないので、コテコテに王道を貫いているから、こういう話が好きな人なら「ああ、うんうん」と楽しめるかもしれない。俺もコテコテのラブコメとかコテコテだなぁと思いながらコテコテなりに楽しむしね。バトル系少年漫画のあのノリが好きな人なら、けっこういいのかもね。
俺の場合は適当にラブコメでもしてくれればそれなりに満足するのだが、アイドルは偶像であって恋愛対象ではない、という清々しいまでのドルオタぶりであるので、恋愛的な発展性もなく、いまさらバトル系少年漫画ってのもなぁ…なんて思いながらページをめくった俺はオッサン。
ってか表紙は女子だけどぶっちゃけ目立っているのは野郎だし、女子の可愛さがウリってわけでもなさそうだから、素直に野郎を目立たせてやったほうがいいんじゃないかという気もする。そういう意味では3巻の表紙が一番それっぽいというか、"らしい"かもしれんね。
なんのかんの言いつつ4巻まで読んだものの、最終巻の5巻を手に取る日が来るかどうかは、なんとも微妙なところだ。
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