『ib -インスタントバレット-』1-2巻感想:中二病的世界観ながらそのテーマ性はかぐや様とも通じる

赤坂アカ, ib -インスタントバレット- 1, 2014

かぐや様で人気を博している、赤坂アカが描いたセカイ系なボーイ・ミーツ・ガール。1巻には"世界の終わりとボーイ・ミーツ・ガール"とかいう中々勇気が必要なサブタイトルがついており、また2巻にも、"やさしくなりたい、優しくない人々"とこれまた勇気が(ry。かぐや様のサブタイも中々だし、作者さんの性癖なのかもしれない。

内容はどシリアス。不器用な若者たちの世界を懸けた青春。面白いんだが、正直B級映画感はある。まぁジャンル的にそれくらい振り切らないといかんのかもね。

まぁ今はこんな小賢しいことを言うオッサンの俺も、14歳だった時はあるんだよ。そんなことを思う作品です。以下1-2感想。

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世界の命運は少年少女の手に

久しぶりにこんな感じの作品読んだわ。世界の命運は少年少女にかかっている!地球は任せた!とばかりのボーイ・ミーツ・ガールですよ奥さん。1巻のサブタイトルが「世界の終わりとボーイ・ミーツ・ガール」ですよ奥さん。そんでもって内容もほんとうに超どシリアスのボーイ・ミーツ・ガールですよ。おおぅ。

2019年になって本作を読む人は、連載時とはちょっと趣の異なる感想を抱くだろう。今だとどうしても、"あの"かぐや様の前作かーっていう先入観はね、仕方ないよな。実際、今になって本作を知る人ってほとんどかぐや様経由でしょう。多分。

どシリアスではあるが

けっこうなどシリアスで、話は中二病ながら面白いし、キャラクターたちの心情はどこまでも切実で身に迫るものがあるんだが、やっぱりどうしても、さすがにちょっと、設定やりすぎじゃないでしょうか、と正直感じなくもない。ひらがなと漢字を使い分ける「やさしさ」論とか、笑ってしまう面もあり。

まぁでもこういうテーマ観をもった作者さんだったんだな、とかぐや様を読んだ後に見ると感慨深いものを感じる。通底しているものはあるよな、と思う。ただその表現方法が、あまりにもストレートなので、ちょっと眩しすぎて目が眩むというかなんというか。

初恋ゾンビの峰浪りょうも、シリアスからギャグに走って一気に突き抜けた感あるし、どシリアスで設定やりすぎちゃう人はギャグに走ると大成するのだろうか。そういえば、新井理恵もシリアスだとやりすぎて没っちゃう、みたいなことをネタにしていた気がする。

でも未来日記とかは、あのやりすぎた感じが世界観にマッチしすぎていたよな。なんだろね、結局絵柄やら物語やらの総合的なバランスなのか。難しいな。

ただまぁ、俺はもうどうしたってオッサンだからなぁ。こればっかりはもうどうしようもない。20代前半以下なら、ちょっとまた違う感想になるだろうなと思う。

話自体は面白いし、最後まで読むつもり。

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