もうスピンオフ
氷点下の彼女に何かようかい - 漫画 - ガンガンONLINE | SQUARE ENIX
ガンガンオンラインで、高津カリノの「俺の彼女に何かようかい」のスピンオフになる「氷点下の彼女に何かようかい」が新連載で始まっていた。俺の彼女に何かようかいの、親世代の話。親のラブコメとかこの世でもっとも見たくない知りたくないものの一つだと思うけど、そこはそれ、二次元なので大丈夫。
結末のわかっているラブコメか
ラブコメの醍醐味といえば、「で、くっつくんか?くっつくんだよな?」というギリギリの鬩ぎ合い、あるいは「結局誰と誰がくっつくんだ、お前とお前か、それともお前か、まさか誰もくっつかないのかちゃぶ台返すぞ」というドキドキ感を楽しむのが一つではあるのだけれど、最終的にくっつくことはわかっていて、そのうえでくっつくまでの過程を楽しむものもけっこうある。高津カリノの作品はその典型だろうか。
本作は親世代ということで、誰と誰が最終的にくっつくのか、ネタバレ状態みたいなもんだ。でも、高津カリノ作品は基本的に「ああこの人たちが結ばれるんだね」と、読者には元から丸わかりなことが多いので、別に問題ないのかもしれない。ただ、本編のほうがまだそんなに話が進んでいるとも言い難い状態で、派生作品ができるのはちょっと意外。この二作品は、ほぼ並行して読むといいような感じになるんだろうか。教科書と副読本みたいな関係になるんだろうか。って嫌なたとえしちゃったな。なんだよ教科書って。ラブコメの教科書みたいなもんだと思おう。いやそれはいいとしてだ。第一話を読んだ限りは、本編を全然読んでいなくてもまったく問題なさそうな、いつもの高津カリノという感じで、安心して楽しめそうではあったのだけれど。さてさて、これからどうなるか。
それにしても、ただでさえちょっと見分けづらいところがある絵柄なのに、親ということもあって顔が似ていたり性格が似ていたりで、ちょっと頭が混乱した。俺の脳細胞ほぼ死滅してるから、あまり難しいことされると即ぐっちゃぐちゃんなるよ。まずはなんも考えないでとりあえずニヤニヤを期待することにするわ。高津カリノだし。一つ、楽しみが増えて、よかったな。
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