『鬼灯さん家のアネキ+妹のおまけ』感想:これはもうこういうもんだから

五十嵐藍, 鬼灯さん家のアネキ+妹のおまけ

鬼灯さん家のアネキは元の本編が青臭い青春モノだっただけに、続きとなるこの+妹シリーズの路線変更には俺含め戸惑った人が多かった。

ナンセンスなエロギャグが乱発され、元本編のキャラたちは尽く崩壊し、しかし作者さん直々では文句のつけようもないという。

ということで、本シリーズはどちらかというと怨嗟の声が目立ち、自分も当初はなんだかなぁと思っていたのだが、今は「これはこういうもんだ」と思うに至り、そういう風に考えると存外楽しめるものだった。

おまけという題目だが、ほとんどいつもどおり。以下感想。

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ちょっとエッチなナンセンス・ギャグ

なんというかまぁ、これはこれで。まぁ、元々ナンセンスギャグは好きなほうだしな、俺。しかし読んでいると吾妻ひでおのチョコレート・デリンジャーを思い出すなぁ……などと思っていたら前回記事でも同じこと書いてたわ俺(「『鬼灯さん家のアネキ+妹』7-8巻(最終巻)感想:こういう漫画だと思えれば楽しめる気がするが – 少年は少女に出会う」)。

まぁ同じような感想を抱いたということで、つまりいつもどおりということです。支離滅裂な不条理ギャグの連発です。シモネタしかないけれど、あまり下品な感じはしない。ギャグとしてエロを描いているからかねぇ。

元の本編が全4巻で、この+妹が全8巻+1巻だから、倍以上続いているんだよな。ってこれも前回同じようなこと書いているな。

前にどんな感想記事書いたかって、もちろんいちいち覚えていないんだけれど、実際書き始めると前巻の感想記事と同じようなことを書いてしまうことって多いから、人間ってのは同一性があるんだな。

で、なんとなく前回の感想記事読み直したけれど、正直本巻についても同じようなもんで、まいったな特に言うことがない。

まーこのおまけは、これまでに出たほとんどのキャラが登場して賑やかなのが楽しいかな。最後のネタが水野なのもポイント高い。なんだかんだで水野とはそのうち付き合えるんじゃないかと思うんだが、それともこの二人はこんな感じの距離感のままずーっといるのかねぇ。あと心をなくしたあねいも可愛かったな。

なんだかんだいって、印象に残る漫画ではあるよな。このノリだったらなんかもう永遠に描けそうな気もするけれど。いや、読みたいかと言われると、アレなんだが。うん、まぁ、確かに思うところはあるんだが、なんだかんだいって、面白かったと思う。

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