『ハイスコアガール』6巻感想:オカンの前でギャルゲーという高度な拷問

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ハイスコアガールの6巻!やったー!一時期は絶望的とすら思われたけれど、ついに新巻出たよ。ラブコメ大賞があればまず間違いなくノミネートされる作品やしな。しかも5巻終わりはハルオvs小春という超気になるところで切れてたし、こうして続きが読めて俺は嬉しいよ。以下ネタバレ感想。

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オカンと友達の姉とガールフレンドの前でギャルゲー

押切蓮介, ハイスコアガール, 第6巻
押切蓮介, ハイスコアガール, 第6巻

↑カオス!大野の姉、小春、そしてオカン。三人の女性を前にときメモをプレイ。これはたいへんな羞恥プレイですよ。紳士レベルバク上げストップ高。この状態でなおときメモできるハルオはすげーよ。

ってかときメモってアレたいへんよな。いや、俺はまともにやったことないんだけど、なんか勉強とかスポーツとかすごい努力するやん。そんでもって頑張って電話番号聞いて、デートに誘って、女の子のご機嫌取って、俺には無理。ゲームでも無理。

そんで、いちいち選択肢のたびに野次が入る。そこの選択肢は違うでしょ女心わかってない的な。きつい。ぷよぷよやテトリスやってる時の野次よりさらにウザい。っていうかつらい。

中でも日高さんの野次がサブヒロインに感情移入し過ぎていてつらい。お前が言うと言葉が重いんだよ。そして小春のツッコミを取り入れてプレイした結果、複数ヒロインに爆弾が出て、最終的にどっちつかずのまま誰からも告白されませんでしたEND。なんの皮肉だ。

挙句小春には帰り際、「私にも爆弾があるって事…覚えておいてよね」と釘を刺される。いやでもあんた、ぶっちゃけフラれたようなもんじゃないのか…。

全体的に小春巻

今回の話の一大テーマはなんつっても、ハルオvs小春だったしな。ついにここまできたかっていう。正直見せ方というか演出は、ちょっとくどいかもしれんが、やはり感慨深いものがあった。ってか押切蓮介はほんと格ゲー好きなんやな…とちょっと羨ましくなった。

正直どっちが勝つパターンもあるなとは思っていたが、ここは矢口か。でも結局、小春はまだ負けを認めたわけではないらしい。てっきりここで折れるかと思ったが、全然折れない。

うーん、魅力的だ。後半はハルオと大野のデートもあったりして、ハルオとのデートがウキウキな大野は確かに可愛いんだけれど、この巻はやはり小春パートだ。俺も性根がサブヒロイン好きなところあるにしても、実際ハルオに勝負しかけて、負けたらリアルファイトでハルオにあたって、それでも諦めきれなくて、しかも自分の貸したプレステで大野のためにときメモなんかやられて、しまいに自分を爆弾宣言する…かっこ悪くてかっこ良すぎ。

本巻では、大野は可愛いところばかりだったけれど、やっぱりアヴァンギャルドなところもあったほうが人間魅力的よな。といっても、大野も元々は可愛さとアヴァンギャルドさを兼ね備えた女なので、あくまで本巻における見せ方がそうだったというか。今回は主にモエミが憎まれ役で、ハルオは大野を癒やす役だったしね。必然的に、ハルオ視点では大野の可愛らしい面が強調される。

、次の巻が本番なのだろう。モエミとの関係も一段落しそうではあるし。予告によると、一つの端子をめぐる女たちの闘いが始まるらしいので。1巻のような王道を極めたボーイ・ミーツ・ガールではもはやないけれど、この三角関係もまた別方向のラブコメとして楽しいし。といっても、大野がメインヒロインなのは揺るがないのだろうから、小春をどう(爆弾)処理するのかが一番気になる。

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