『非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが(漫画)』1-5巻感想:オタクの夢

原作 滝沢慧, 作画 草壁レイ, 非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが(漫画) 1, 2017

タイトルからしてオタクの妄想が炸裂しているのだが、内容はもっと炸裂している。タイトルがまんまあらすじなラブコメ。

原作を読んでいないので判断しづらいが、コミカライズとしては良い部類なのではないだろうか。ダメコミカライズは、原作知らないとマジでまったくついていけない出来損ないのダイジェストになっていたりするけれど、本コミカライズはそんなことなく、話を追うことができた。ちょっとエッチなシーンもたくさんあるし 笑。

まー話といっても、美少女に好かれて実は自分のこと好きだった幼馴染もいてやっぱり美少女の部長もいたりして美少女に囲まれてしかもオタク趣味を理解してくれるいっぱいおっぱい幸せハッピーうれしいな、という内容なので一生懸命追うこともないかもしれん。何故か微妙にシリアスっぽい流れになったりもする。まぁでも頭からっぽにして読んだほうが良いと思う。以下1-5巻感想。

目次

なんだそれは

うむ……半額だったから勢いで5巻ほどポチってしまったが……うむ……。タイトルがそのまんま物語の内容だったのでちょっとビックリした。だいたいこういうのって良くも悪くもタイトル詐欺だったりするもんだと思っていたので。

美少女が突然告白してきて、しかもエロゲーに理解を示し、エロゲーみたいなことをしてほしい、したい、しよう、と一生懸命迫ってくる。なんだそれは。

そして主人公の幼馴染は巨乳でギャルででも実はおぼこな美少女なんだが、実は彼女も主人公のことが好きで、ヒロインに対抗し一生懸命エロゲー的なことをしてくれる。なんだそれは。

という流れでありあまり真面目に考えちゃいけないと思うのだが、どういうわけか話の流れが時折シリアスっぽくなる。お付き合いについて真面目に考えちゃったりする。

正直この設定でそんな真面目な展開されてもこっちはついていけないのだが、それは本作がコミカライズで色々端折らざるを得なかったからなのかもしれない。そこんところは原作を読んでいないのでなんとも判断しづらい。

ただ、このコミカライズは決して悪いものではないと思う。いや原作読んでないならわからんだろ、と言われるかもしれないが、ダメコミカライズはもう内容に言及することすらできないほどにひどいものがたいていなので。最近でこそコミカライズも地雷率が下がってきたと思うのだが、昔は本当に地雷原だったから……。まぁ、そういうコミカライズはだいたい2-3巻くらいで終わっているのだけどね。

男オタクみんなが嫁とか言うわけではない

ところでちょっと気になったのは、まぁエロゲーがテーマなので仕方ない面もあると思うんだが、「オタクの人って好きなキャラクターを嫁っていうんでしょう?」みたいなことが言われていたことで、いやいや、と。これは、女オタクというだけで腐女子扱いされてイラッとする人の気持ちに近いかもしれない。

まーでも、たしかにいっときはそういう発言がネット全体で目立っていたのは事実だとは思う。でも、オタクみんながそういう考えだったわけではないしさ。

だいたい俺の嫁の考え方って、突き詰めると夢系やん。いや、いるよ、夢系好きな人も。自分の名前入力できるWeb小説とかよくあったよ。あったっていうか多分今もある。でもそれは一ジャンルであって、しかもそこまで大きくはない。夢系の言葉、なぜあんなに広まったのかというと、あまり深く考えずに言っている人が多かったというだけなんじゃないかしら。つまり流行り言葉だよ。

まぁ言葉とは恐ろしいもので、ここ10年くらいはその考え方に基づいた売られ方を、漫画、ゲーム、アニメ界隈では多くされてしまってきたような気もする。カプ厨御用達のファイアーエムブレムさえマイユニなんて導入する始末だし。

でもさー、そういうの好きな人が本当に多数派なのかっていうと、それわかんないと思うんだよな。多分、ライトな層も含めればそれなりにいるんだけれど、めっちゃ多くもないんじゃないか。統計取ったわけじゃないから(取れるの?)わからんけどもさ。

実際、最近はちょっと落ち着いてきたような気がするんだよな。ソーシャルゲームなんかは相変わらずギャルゲーないし乙女ゲーみたいなのばっかだけれど、いっときの勢いはないし。いちゃラブ漫画増えた気がするし。

あれ、なんか随分話が逸れちゃったな。まぁオタクにも色々あるよねって話ですわ。そして俺は多分この漫画の続きは……ポチらないかなぁ……。

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