『変女』5巻感想:ち○こで繋がる純愛、365日勃起を感じる愛

今をときめくち○こで繋がるち○こラブコメ。変態っぽいけど実は普通に純情。千子を通じて、高村のキャラも現れてきたかもしれない。

この漫画はち○このような直接的な下ネタで隠しているけれど、中身は恥ずかしいほどの純愛なんだな。

そして流河が可愛いのに当て馬過ぎてつらい。

以下感想。

目次

勃起を見破ることに特化した特殊能力

千子の特殊能力が進化している↓。

此ノ木よしる, 変女, 第5巻
此ノ木よしる, 変女, 第5巻

いや、進化しているのは能力じゃない。進化しているのは高村と千子の関係である。もはや高村の勃起を感じることは千子のライフワークに組み込まれている。これはもう告白みたいなもんだ。無自覚な告白を下ネタで覆い隠している。なので、惚気を見せつけられる杉田もイラッとすることしばしば。

ペニスとかちんことかそんな単語が連発されるのがどうしても目を引くけれど、実際に何かしているかっていうと、そんな大したことはしていないという。実はとても純情なラブコメだと思う。

あと、千子を通してだけれど、高村も面白くなってきたかなって。デートの練習で薄ら寒いキャラを演じたりとかね。此ノ木よしるの漫画は、こみっく☆すたじおとSEと読んで、どれも言葉や絵面は変態的だけれど実は純愛いちゃラブという構成だったので、この漫画についても安心感があるけれど、一点うーんと思ったのは、主人公の野郎の個性がいまいちカップル映えしなかったことだった。

高村もアクが強いほうではないけれど、千子を受け入れることで、なんだか面白く見えてきた。アクの強いヒロインは、主人公の受け入れ方によって、一人では無個性型でもカップルとして映えるということはある。謎の彼女Xなんかまさにそんな感じだったけれど。この漫画も、今まで読んできた此ノ木よしるの作品よりも、カップル感が出てきたように思えて、いいなぁと思う。

流河も可愛いんだけどね…

ただ高村と千子の距離が近づくにつれて、流河が明らかな当て馬敗北系幼馴染過ぎてつらい。なまじっか可愛いだけにつらい↓。

此ノ木よしる, 変女, 第5巻
此ノ木よしる, 変女, 第5巻

幼馴染を早漏扱いするむっちゃいい。可愛い。

その後高村と杉田のどちらのち○こが大きいか女子トークしていたのは、個人的にとてもよかった。萌え漫画だと毒にも薬にもならないふわふわした女子トークが多いから、こういう女子トークは新鮮やね。

というか流河は本当に可愛いので、当て馬全開なのはとても悲しい。何もどちらかというとカップル系のこの作品に出さなくても……可愛いだけにつらい。千子の嫉妬を煽るわけでもないしねぇ。っていうか桃木のほうが千子の嫉妬を買っていた。桃木でさえ嫉妬されるのに、まったくノーマークな流河マジ安牌と思われてる。

高村の気持ちについては前巻で大晦日に流河より千子を選んだことで決着ついてるしね……。本巻は、高村と千子がお互いの好意を下ネタで隠しながらぶつけ合っていただけで流河は鍋すっぽかされて終わり。流河可愛いのになぁ。

次巻でそろそろ高村と千子はガチ進展するかしら。こみっく☆すたじおもSEも結婚までいってるし、期待したい。流河は当て馬にしてもせめてもう少し華々しく!

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次