『変女』13巻感想:ついにここまできましたよ

此ノ木よしる, 変女 13, 2019

ついにここまできたか……と思うと感無量かもしれない。最初はちょっとクール系の香りすら漂わせていた千子も今は立派なただの恋女。高村は高村で、もはや勃○レベルで千子に操を立てているし、まぁもう実質的に恋人状態だった。流河とのことにしたって、勝負はだいぶ前についていたし……。

ということで盛大な茶番といえばそうかもしれないのだが、しかし一つの儀式を済ませる、ということはとても大事なことなので、なんだかんだでテンション上がるよね。

これからさらにラブラブするんです?続いてほしいなぁ。以下13巻感想。

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ダメカップル爆誕

ついにというか、ようやくというか。高村と千子の間柄に関しては、ラブコメにありがちな恋人未満実質以上的なものだったので、今更感はないでもない。この漫画で一番読者の共感を得ているのは、二人を見てヤキモキしている杉田なんじゃないかと思うほどだ。

もっとも、杉田は杉田でラブコメしているし、なんだったら今一番関係性が変化している分、ラブコメ的にはむしろこちらのほうが気になるかもしれない。三角関係だし。といっても、杉田はほとんど流河に気持ちがいっているが……どうやら高村の血筋は面倒見の良い杉田受けするらしい。

まぁね、流河はね、もういかにしてケジメをつけるかみたいな感じで、10巻くらいやってるしね。高村と千子がいつまでもフワフワしていたら、本人諦めきれないよね。ってかまぁ、高村からは本当に妹としてしか見られていなかったのはちょっと可哀想でもある。まぁ高村にそのつもりがあったら、とっくにくっついていそうだしなぁ。杉田は昔から流河のこと気になっていたんだろうか。だとしたら難儀な奴だよな杉田も。

続いてほしいんですけど

ということで、今回高村がノロにやられてゲーしつつも、ようやく告白イベントという一大儀式をやり終えたので、高村と千子は晴れて恋人同士、というわけだ。

もちろんそれはよいことなのだが、そうするとこの漫画続くの?というのがね。。。やっぱりまぁ、ラブコメにおいて一つの区切りではありますし。もちろん昨今は付き合ってからも延々と続くパターンもあるのだけれど、でもそのタイプのやつは割と早めにくっつくんだよね……。

恋人になってからのイチャイチャが楽しいといっても、恋人未満実質以上時代が長い二人だから、もう相当やっちゃってるしなぁ。13巻なんてもう、これで恋人じゃないなら何が恋人なんだよっていう。千子なんか、杉田が高村から折り返し電話されただけで、「私には折返しかけてもくれないのに…っずるい!杉田さんばかり!!」と杉田にすらヤキモチを焼くし、高村に至っては千子に勃起と言われないと生きた心地がしないらしいし……ってこれは恋人らしいことと言ってよいのだろうか?

まぁ変人同士なので、若干共依存っぽくもあるのもしれない?千子のほうが割とイチャイチャしたがるタイプだし、おまけ漫画では自分のプリントTシャツをプレゼントするという荒業をしていたが、ちょっと束縛系彼女の気があるのかもしれない

なんだかんだ言って「恋人ではない」という建前は大きかったはずだし、そのタガが外れたらどうなるのか?というのは大いに気になるところだから、続けてほしいなぁと切に思う。まぁ少なくとも杉田と流河の関係は進むところまでいくはずだと思うが……続いてほしいすなぁ……。

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